週刊ダイヤモンド
#17 チャンスが少なく 消費される氷河期世代(玄田有史/東京大学社会科学研究所教授)
働くことにも学ぶことにも踏み出せない「ニート」の存在を本で指摘したのは2004年。「レッテル貼りだ」と批判も浴びましたが、「うちの子だけじゃなかった」「自分を見詰め直すきっかけとなった」という反響はうれしかったですね。
働くことにも学ぶことにも踏み出せない「ニート」の存在を本で指摘したのは2004年。「レッテル貼りだ」と批判も浴びましたが、「うちの子だけじゃなかった」「自分を見詰め直すきっかけとなった」という反響はうれしかったですね。漠然とした問題に対し、そうだったのかと納得することは、人が変わるきっかけになります。病名が分からないと処方箋を出せないように、手付かずの問題は、その存在を指摘しなければ解決しません。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
格差や貧困の問題が放置されている間に、日本に新しい階級社会がやって来ていた! 身分が固定化し、誰もが今いる階級から滑り落ちる脅威にさらされている。「超人手不足」「就職氷河期」「日本人の横並び意識」──。本特集では、三つのキーワードの相...もっと読む
著者プロフィール
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