●「金銭面」に左右されることなく
CAAでのミーティングでは、直接行われる面談を前に代理人のもとへ届いていた各球団のプレゼン資料を読み込んだ。
「やることは決まっていて、各球団のプレゼン資料を片っ端から見ました。スクリーンに映し出したパワーポイントで作られた資料を、代理人のネズ・バレロが説明していく流れでした」
いわゆる「一次審査」のために事前資料を送ったのは25球団、あるいは27球団とも言われた。いずれにせよ、アメリカンリーグとナショナルリーグを合わせて30球団があるメジャー球団のほとんどが大谷獲得に向けて動いたことになる。大谷は、獲得の意思を伝えてきた球団の資料すべてに目を通した。そのなかから、直接面談を行なう球団を絞った。
そのときの心境を大谷はこう語るのだ。
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