駒村純一
スクリーニングされない優秀者が集まった「第四新卒」
50代中心の“オッサン”を「第四新卒」と名づけて一括採用し、成功を収める森下仁丹株式会社代表取締役社長・駒村純一氏。自身も三菱商事で30年間勤めたのち、52歳でさらなるチャレンジを求めて森下仁丹に転職、「赤字30億円」という倒産危機からわずか3年でV字復活を成し遂げた「第四新卒の成功者」だ。 NHK『クローズアップ現代+』、テレビ東京『ガイアの夜明け』『カンブリア宮殿』でも話題沸騰の著者による『逆転発想の人材・組織改革術』をcakesで特別連載!
「第四新卒」で採用された人たちのタイプは
「第四新卒」として募集をかけたことで、2200人の本当に幅広いバックグラウンドの方々から応募をいただきました。
例えば、「開発部門で人材求む」とセグメントして求人を呼びかけると、どうしても似たようなキャリアの、比較的能力が近い方ばかりが応募してきます。
転職エージェントに求人を依頼しても、薬学系のバックグラウンドを持っている人を勧めてきますので、やはり同じような人たちが集まってきます。
しかし、今回の第四新卒採用は「次のキャリアにチャレンジしようとする人材」と、やや抽象的に呼びかけて、直接当社に応募してもらいました。つまり、エージェントのフィルターがかかる前の段階で、求職者の履歴書を見ることができたのです。
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この連載について
駒村純一
NHK『クローズアップ現代+』、テレビ東京『ガイアの夜明け』『カンブリア宮殿』で話題沸騰! 全管理職、経営者必読の森下仁丹流・「ミドル転職」の人材活用術。 52歳で、大手商社から創業110年の森下仁丹に転職。赤字30億円の倒産危機に瀕...もっと読む
著者プロフィール
森下仁丹株式会社代表取締役社長。1950(昭和25)年生まれ。慶應義塾大学工学部応用科学科卒業後、三菱商事株式会社入社。化学品、ファイン・スペシャリティーケミカルを担当する。同社イタリア事業投資先社長を経て、2003(平成15)年森下仁丹株式会社入社(執行役員)。2006(平成18)年から現職。