社会のどこを変えれば性にまつわる事件の被害者を減らせるのか? ~孤独と正義~

SNSでは異なる立場の「正しさ」を主張して「炎上する」案件が増えています。会話に乗ろうとして無理解を晒し、さらに拗れてしまうことも……。“誰かを叩いて貶めることで、相対的に自分の地位を上げようとする”、“マイノリティに憑依して、彼らの声を勝手に代弁する”、“0点の現状をどうにかして20点、30点に上げようと頑張っている人たちを、「100点じゃない」という理由で叩く”……。そんな行動の理由を分析します。『孤独とセックス』、必読です!

10章 孤独と正義

【18歳の問い⑩】
 同性愛者に対して「被害者面してるんじゃねーよ」と発言をしたタレントが炎上しています。同性愛差別には当然反対ですが、鬼の首を取ったように騒ぎ立てるメディア、そのタレントの人格を否定するような書き込みが大量にタイムラインに流れている現状、そしてそのことを誰も疑問に思わない現状に、強い違和感を覚えています。「被害者面してるんじゃねーよ」という言葉に共感してしまいそうな自分が怖いです。

●炎上・ネットリンチが日常化した時代

Twitter やFacebook のタイムライン上では、「政治的に正しくない言動・表現をした」という理由で、有名人や企業が吊し上げられ、ネット上で集団リンチにかけられる状況が、もはや日常茶飯事になっています。

たとえば、『孤独とセックス』を執筆した2017年4月からの6か月間に起こった主な炎上事件を整理してみましょう。

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この連載について

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孤独と性をめぐる11のレッスン

坂爪真吾

高校の三年間、友だちは一人もできなかったし、恋人も作れなかった。恋愛もセックスも何一つできなかった。一発逆転を賭けて東大を目指すも、センター試験は全教科白紙で提出。すべてから逃げ出した坂爪少年は「卒業式が終わったら、自殺しよう」と決意...もっと読む

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