週刊ダイヤモンド
#20 定年後も必要とされる人材の条件 キャリアより人柄が大事
所得も年金も増えず、「セカンドキャリアを身に付けて働けるうちは働きたい」と願う人が増えている。しかし高齢者雇用の現場から浮かぶのは「キャリアよりも大事なものがある」現実だ。
「高齢者の、高齢者による、高齢者のための会社」──。東証2部上場のマイスターエンジニアリングの子会社で、高齢者の人材派遣や紹介を行っているマイスター60は、まさにそんな会社だ。
希望者は同社と雇用契約を結び、派遣先が決まる。仕事はビル施設や設備のメンテナンス、建築設計、施工管理が多い。現在、約280人いる派遣社員の平均年齢は64.6歳で、65歳以上が196人いて全体の7割を占める。最高齢は80歳。またマイスター60の本部スタッフ約45人も60歳以上の人たちがほとんどで、最高齢は76歳でバリバリの営業担当だ。
もちろん、高齢者なら誰でも働けるというわけではない。どんなキャリアが必要とされるのか。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
人気の連載
-
May_Roma
-
フェルディナント・ヤマグチ
-
牧村朝子
22222
false
この連載について
週刊ダイヤモンド
働き方改革の掛け声の下、政府は副業容認へと大きくかじを切った。世はまさに副業ブームだ。これまで副業は、小遣い稼ぎや収入補填のイメージが強かった。しかし最近では、本業のスキルを磨く、転職・起業に備える、好きを仕事にする、定年後も働くとい...もっと読む
著者プロフィール
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。 ※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。
Twitter:@diamondweekly
Facebook:http://www.facebook.com/diamondweekly