子どもさえいれば、もっと夫婦の仲がうまく行くようになるはず」の罠。

“目の前の相手との関係性をないがしろにして、決められた制限時間内に「結婚」という制度の枠に入ること、「夫」「妻」「父親」「母親」という役割の枠に入ることがゴール……という「制度ありき」のゲームに没入したところで、さらにお互いの孤独は深まるだけ”と指摘する坂爪さん。まず、目の前の相手と充実した時間を過ごすためにはどうしたらよいのでしょうか? 『孤独とセックス』結婚編、ラストです。

ドイツの「まず二人の関係性ありき」の恋愛観や結婚観に対して、「まず制度ありき」で物事を考えてしまいがちな日本人。制度の良し悪しを論じる前に、目の前のパートナーとの関係性を重視することを心がけることは、有効な処方箋になるはずです。

それでは、この「制度ありき」から「二人の関係性ありき」へのパラダイムシフトを実現するためには、どうすればいいでしょうか?

●制度に救いを求める前に

この問いに対しては、残念ながら「これが正解だ」と呼べるような解はありません。この問いの解に近づくために、誰にでも実践できる確実な作業が一つだけあるとするならば、それは「思考停止をやめて、目の前の相手との意味のあるつながりを考え続けること」です。

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孤独と性をめぐる11のレッスン

坂爪真吾

高校の三年間、友だちは一人もできなかったし、恋人も作れなかった。恋愛もセックスも何一つできなかった。一発逆転を賭けて東大を目指すも、センター試験は全教科白紙で提出。すべてから逃げ出した坂爪少年は「卒業式が終わったら、自殺しよう」と決意...もっと読む

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3839Ay 実際に自分が結婚して分かったことは、「結婚して幸せになれるカップルは、結婚しなくても幸せになれるカップルである」という事実、そして「子どもがいると幸せになれるカップルは、子どもがいなくても幸せになれるカップルである」という事実です。 https://t.co/hl36N3EK1U 3ヶ月前 replyretweetfavorite