読書感想文のせいで本を嫌いになってほしくない
な、夏が終わる……! と震える24歳、三宅です。お元気ですか。
急に涼しくなり、夏が終わりそうであるという事実を受け入れる時期になりましたね。わたしは夏が好きで冬が嫌いなので、こんなにはやく涼しくならんでも……と困惑気味です。
そんなわけで夏が終わり、小中高生の皆様におきましては、夏休みもそろそろ終わる頃合いでしょーか。明らかに大人が読んでる割合が高いであろうcakesで「なぜいきなり中高生……」と思われるかもしれませんが、それは今回のお題が「読書感想文の書き方」であるからです。
読書感想文、ああ、読書感想文。
夏休みの宿題にはじまり、なぜか強制的に皆が読書の感想を公開させられるという謎イベント。作文書くの好きならいいけどそうじゃなけりゃつらいよ、ね!?
というわけで、わたしは塾講師をしていた時代に「とりあえず本が嫌いな子に書いてもらう読書感想文の書き方」を編み出しておりました。
ええと、今更読書感想文に興味ないぜ! と思われた大人の方々も、何かレビューを書きたいときの参考にしていただければ幸いです!! 感想を書く機会って案外多いよね!
ひとりでも読書感想文嫌いな小中高生が見てくれると嬉しいな~~というわけで、わたしなりの「読書感想文の書き方」を公開したいと思います。
①前提
まず、読書感想文とは「大人が子どもがちゃんと育ってるな」ということを知るために書かせるものである
いいですか、初っ端からなんですが、この前提を覚えておいてください。なぜ読書感想文を子どもに課すのか。それはつまり君たちがエログロな漫画ばかり読まず、やたら人を叩いてばかりいるゲームにハマらず、「きちんと人の痛みに共感しつつ、前向きに頑張ろうとしてる子に育ってるんだな~」と大人が確認するためです。読書は二の次です。考えてもみてください、大人たちがいったいどれほど読書してるというんですか。読書させることが目的ではなく、基本的に「まっとうなもの読んでまっとうに成長している!」ことを確認して安心することが目的なのです。なので、不必要に読書を重荷に感じることはありません。基本的に「僕・私、ちゃんとした大人になろうとしてるよ~っ」ということを書けばよいのです。
大人がレビューを書く際は、目的を考えましょ。本を褒めたいのか、本を通した自分の意見を伝えたいのか、あなたは何がしたいのかっ!
②本の選び方
「書きたいこと」から本を選べ
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