DIY改装が生んだ予想外の効果! ハーフビルドの山の上のパン屋

noteに『山の上のパン屋に人が集まるわけ』を公開して以来、独自の経営スタイルや働き方で注目を集める「パンと日用品の店 わざわざ」の平田はる香さん。前回の自宅のDIYに続いて、今度はお店を手作りする話です。予算の都合上、工事を分け施工したことが予想外の効果を生んだそうです。

店くらい自分で建てられるんじゃない?


実店舗を建設中の様子。2011年の夏

DIYを重ねてきた私たちが思い上がるには、そう時間はかからなかった。私たちはできる。結構イケている。多分、店なんてさ、基礎と棟上げと屋根かけをしてもらって、水回りと電気をやってもらえれば、後は自分たちでできるんじゃないかなぁなんていう、あまーい話が出るようなったのは、いつ頃だろうか? お金もないし、コストも落とせるし、工事も楽しいんじゃない?

結局、私たち夫婦は本当にそれをやってしまった。店をハーフビルドすることを。

1. 基礎を作る(プロ)
2. 柱を立て棟上げをする(プロ)
3. 屋根をかける(プロ)
4. 外壁を張る(プロ)
5. 窓やドアをつける(プロ)

↓ここから自分たちで施工した

6. 壁に断熱材を入れる
7. 石膏ボードを張り、断熱材を隠す
8. 石膏ボードの隙間をパテで塗り埋める
9. その上から2回珪藻土を塗る
10. 天井を張る
11. 家具を作る

外壁と窓の造作までは大工さんにしてもらったが、その後は全部自分たちで施工したのだ。断熱材を入れて石膏ボードを貼って、パテで溝を埋めて珪藻土を塗り、天井を貼り、家具を自分たちで作った。素人臭さを残したくないという思いが当時は強く、綺麗にできないと剥がして何度も何度もやり直した。


夫婦二人で行きすぎたDIYをした。2011年夏

店を作るのにあたって一番考えたことは、やはり予算だった。店を建てるまでに稼いだ600万円が自己資金。うまく行くかどうかもわからない店に、借金をする気持ちは全くなかった。リスクは背負いたくない。このお金で全てを作らなければいけない。まず、大工・水道屋・電気屋は地元の人に声をかけ、「この予算しかないのですがどこまでできますか?」と相談し、これは絶対必要というものだけに予算を割り振った。

それから後は、削りあい。一番削れるものが大工工事で、予算内に収まらないものはいずれやろうと後回しにした。何期かに分けてお金が溜まったら工事をする計画を作って、床は基礎のコンクリート打ちっ放しにして、二階はいずれ作ろうとスペースだけを作り階段は諦めた。オープン時に完成させず、躯体だけをまず作ろう。

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わざわざ平田の思索日記

平田はる香

長野県東御市にある「パンと日用品の店 わざわざ」。山の上の長閑なこの場所に、平田はる香さんは2009年にひとりでお店を開きました。平田さんがnoteで公開した記事「山の上のパン屋に人が集まるわけ」が大いに反響を呼び、独自の経営スタイル...もっと読む

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コメント

kaorun6 なぜあんなに遠い地からオーラとでもいうような空気感が伝わるのかと思っていた。熱量だ。‖ 約2年前 replyretweetfavorite

s_v38 田舎に引っ越したらDIYしたいと思ってます。大変そうですがゆるゆると作り続けるのって楽しそうだなぁ☺️ 自分たちで店を建てよう!|平田はる香 @wazawazapan | 約2年前 replyretweetfavorite

negi_rakuda https://t.co/9aAn4ONzPQ 約2年前 replyretweetfavorite