資料館の管理人は、コスタリカから来た一家!【中之島③】

島好き最後の聖地「トカラ列島」のかつてないエッセイ&ガイド『トカラ列島秘境さんぽ』より、島の魅力をお届けする連載。
中之島の歴史民俗資料館で貴重な資料と、ゆかいな一家に出会いました。

ロマンと旅情とコスタリカ

トカラは昔、焼畑農業を行っていた。粟を収穫した後、畑一面を焼き、その灰を土の栄養に変えるのだ。その農法と使っていた農具が、ラオスの少数民族「タイダム族」のそれとよくよく似ている。と、「歴史民俗資料館」のパネルに記載されていた。タイダム族が民俗衣装で農作業をしている写真とともに。

思わず写真に被りついた。島巡りと同じくらい少数民族も大好きな私。タイダム族の手刺繍の細やかさとデザインに魅せられ、購入したワンピースはお気に入りの一着でもある。トカラと、タイダム族と、私が、つながった瞬間。誰もいない少し薄暗い照明の中で、一人脳内妄想旅がはじまる。

ラオスの山奥から大陸づたいに、もしくは、台湾などにも寄りつつ、様々な国のいろんな人たちを経て大海原を渡り、このトカラ列島の小さな島々にラオスの農法が辿り着く。もしくは、その逆のルートかもしれない。
ああっ!これはラオスへもトカラのかけらを探しに行きたい!旅心がうずきまくって仕方ない。遥か昔の人のように、このままトカラの海から大陸へ渡ってしまいたいほど(そんな夢のような航路は残念がらない)!私的なロマンと夢が詰まったこの資料館が、私はたまらなく好きだ。何時間いても飽きるコトがない。

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トカラ列島の魅力を凝縮!

トカラ列島 秘境さんぽ

松鳥 むう
西日本出版社
2018-07-26

この連載について

初回を読む
島好き最後の聖地 トカラ列島秘境さんぽ

松鳥むう

島好きイラストエッセイスト・松鳥むうがおくる、かつてないトカラ列島ガイド&エッセイ! 『島好き最後の聖地 トカラ列島秘境さんぽ』より抜粋し、まだまだ知られていない日本の離島を紹介します。

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muumatutori cakesでの『トカラ列島秘境さんぽ』からの抜粋連載。新記事upされました。見てね♪→ 約2年前 replyretweetfavorite

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