1億総転落 新・階級社会

#10 氷河期社会学者と歩く 西の最貧ドヤ街 「あいりん地区」の光と闇

取材班は18年3月下旬、東京の山谷、横浜の寿町と並ぶ日本有数の“ドヤ街”を貧困問題に詳しい就職氷河期世代の社会学者、白波瀬達也氏と歩き、“光と闇”の実相に迫った。

 「結核検診を」。幾多の柱が高い天井を支える巨大神殿のような空間(写真(1))に、真っ赤な文字でそう警告する貼り紙が何枚も張られていた。ふん尿やすすけた埃の臭いが入り交じる構内は、昼間なのに薄暗い。辺りをふらつく浅黒い肌の中年男性たちが、よそ者である記者の姿を舐め回すように凝視する──。

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1億総転落 新・階級社会

週刊ダイヤモンド

格差や貧困の問題が放置されている間に、日本に新しい階級社会がやって来ていた! 身分が固定化し、誰もが今いる階級から滑り落ちる脅威にさらされている。「超人手不足」「就職氷河期」「日本人の横並び意識」──。本特集では、三つのキーワードの相...もっと読む

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