Q.マッチングアプリで出会った男とこじらせたのですが…

旦那さんとの離婚前提の別居中にマッチングアプリで出会った男性と割り切ったお付き合いのつもりが、だんだん好きになってしまった相談者さん。
元メンヘラで現ハッピーリア充のスイスイさんが、好きだけど合わない相手との地獄の抜け出し方を考えます。

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どうしたらこの地獄を抜け出せるのか

夫と離婚前提の別居中にマッチングアプリで出会った男とこじれています。

しばらくの間いっしょにたのしくやっていけるセフレでもできたらな、と思い、軽いきもちで始めたのですが、驚くほど気の合う男と出会ってしまい、また向こうもおなじだったようで、毎日恋人かという頻度と濃度で連絡を取り合うようになってしまいました。

趣味や考え方がよく似ており、何ヶ月かやりとりしたあと食事をしてセックスしました。

いままでのセフレのように特別とても気持ちいい、というわけではありませんでしたが、彼の方も結構な特殊嗜好らしく、わたしがドンピシャではないにせよ、おたがいまあまあたのしく過ごせたと思います。

顔を合わせてからもやりとりは途切れず、わたしは彼に完全に恋してしまったことに気がつき、素直に、好きになってしまったのでもうセフレじゃいられないから連絡を取るのはやめよう、と切り出しました。

すると彼から放たれたことばは、「実は奥さんがいる」。

驚きと怒りをおぼえましたが、そこはいったん飲み込み、こんなことは慣れていると言わんばかりに平静を装いました。

その後も、「すずがいない生活なんてもう考えられない」「また会おう」等もまじえつつ、雑談のような連絡はほとんど毎日続き、わたしもそのやりとりが楽しいあまり、中断することが怖くてだらだらしていました。
しかしたびたび、「好きでいても報われないのに、この時間はなんなんだ」と葛藤が爆発し、もう連絡してこないでと彼に泣きながら懇願しました。
彼は、こんなに気が合うのに、そんなさみしいことを言ってくれるなと引き止めることしかしません。

連絡をやめたら、こんなに気の合う友人を手放すことになる、同時にセフレも失う。
彼はわたしを失っても、また新しくセフレを作るだけでしょう。

友だちという体をとったまま、セックスだけを切り離そうと考えたこともありました。
しかし、そんなことをしてもどうせ「ああ、いまこんなバカ話をしているけれど、彼には新しくセックスをしている女がいるのだ」ときっとわたしは独占欲にまみれ、ひたすらに落ち込むだろうと容易に想像がつきます。

妻がいるくせに、わたしを楽しく雑談とセックスができるコンテンツのように扱うなと意を決して伝えたこともありました。
しかし彼は、「おれらは友だちなんだろ、こんなに楽しかった時間をうそにするなよ。友情をこんなに簡単に破壊できるんなら、そっちこそ俺をコンテンツ扱いしてるんだろう。俺はすずと出会ってからは、すずがいやがるから他の女としてない。俺のきもちもわかってよ」と言います。

連絡をやめたら、きっとこんな思いは簡単に風化していくと経験上知っています。
でも、性欲と、成人してからこんなに気の合うひとと出会えるなんてという感動がごちゃごちゃになり、身動きが取れなく、ほんとうに苦しいです。

いままでのセフレのように、「すずの身体が好き、すずのするセックスが大好き」と言ってくれる相手ではないのも関係していると思います。

彼は、わたしとのセックスを、わたしの友だちに見せたい、だれかにそう交渉してくれないか?としょっちゅう持ちかけてくるのです。
わたしは複数プレイは好きですが、好きになってしまった妻帯者(しかもわたしもほとんどバツイチのようなものですし)とのセックスを自分のだいじな友だちに見せるような趣味はありません。

そういう願望を満たしてあげられない自分にもなぜか苛立ってしまい、毎日無意味に悲観しています。
そんな必要はどこにもないと、自分自身よくわかっているのに。

わたし以上に、彼の願望を満たす女が現れたらわたしは簡単に切り捨てられてしまう、でもわたしにはどうしても相手の望むことは叶えてあげられない。
他にセフレを作ろうとも思いましたが、どうにも気が向きません。

どうしたらこの地獄(自分で読み返して、登場人物が狂人とバカしかいない地獄だとほんとうに呆れました…)を抜け出せますか?

【以下、上記相談文の約3時間後に追加で届いた相談文】

すみません!
先程悩みを送った者です!

さっき、こっそり突き止めていた彼のツイッターのアカウントを何気なく覗いたら、なんと奥様が陣痛というツイート!
知らなかった!

こちらに悩みを送った直後のことで、あまりにタイムリーすぎて、もうどうしたらいいのかとりあえずこちらで報告してしまいました!

混乱していてすみません!!! ああ~~~!!!!

(すず・32歳・女・メンヘラ・会社員、お相手:フラットに見えますが、鬱経験者)

VRってこんな感じなのかな。この2通読むだけで顔も知らないあなたの顔面の筋肉の感じ伝わってきて私まで「混乱していてすみません!!! ああ~~~~!!!!」の顔になってるわ。

なんか話が複雑化してるけど、今回の「地獄」の概要って……
「好きな人に振られたけど、セフレでもいいからそばにいたいと望み、ダラダラそばにいた結果、セフレ止まりなことに怒りが湧いてきた」だよね。

目を覚ませ、すず!

この彼に特別な部分があり、なかなか離れられない。
……というよりは、すずが特別に弱りすぎていてこの無価値な男からすら離れられない……というように見える。これ「32歳」に棲みつく魔物の仕業では……?
(これが25歳だったらサッと縁切れた気がする)

魔物やっつけ、すずがマックスハッピーすずになるべく鐘鳴らしたい。

全国の32歳、ついてきて。

「32歳」の魔物

さいきん私の目、X線でてる?と思うくらい、相談文初見の時点で、お悩み核心部分にセンサー鳴る。今回ひっかかる箇所は以下だった。

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スイスイ

“メンヘラ”とは、もともと「心の病を患った人」を指すネットスラングです。でも今ではすっかりカジュアルに偏在しつつある“メンヘラ”。その樹海から脱け出したスイスイさんが、我が身を振り返りながら、今さら聞けないメンヘラの基礎の基礎、そして...もっと読む

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コメント

moxcha 編集さんも含めて最高だなあ。チャイティーラテはぜひ買いたい。 4ヶ月前 replyretweetfavorite

midorikawasemi このスイスイの回答(2回目の方)、パーフェクトとしか言えない。すげえ。 4ヶ月前 replyretweetfavorite

ochibichang 「全国の32歳、ついてきて。」って言い切ってからもかっこいい〜〜〜ひさしぶりに読んだけどおもしろい〜〜〜 4ヶ月前 replyretweetfavorite

YosukeTakai “こどもの2歳がイヤイヤ期なら大人の32歳はガチガチ期。” > 4ヶ月前 replyretweetfavorite