目標のある運動」を趣味にしよう—ShallWeDance?

前回に引き続き、順天堂大学院の堀江重郎氏に、ホルモンの力を増強してモチベーションを向上させるための実践法について話を伺った。

「目標のある運動」がテストステロンを高める

「『ShallWeDance?』という映画がありましたよね。この映画、私は『意欲減退に非常にうまく対処した話』と見ていますよ」

「ShallWeDance?」といえば、うだつの上がらないビジネスパーソンが、たまたま通勤電車から見えたダンススクールの女性講師に惹かれてレッスンを受けるようになりコンペティションを目指す、という話だ。

「まず、ダンスは全身運動ですね。さらに、同じ趣味の仲間ができて、ついにはコンペティションという目標ができる。この映画は、テストステロンを高める条件だらけなのです」ダンスをはじめれば筋肉が鍛えられる。 筋肉が多い人はテストステロンの分泌が高くなるというのは、先に説明した通りである。また、「目標をもつ」というのは、「何かに向かってがんばる」ということであり、テストステロンが必要とされる。これは、まさに前項で述べた「テストステロンが必要とされる場所に身を置く」ということになる。

思えば私も大学時代、実はフラメンコをやっていて、女性と「セビジャーナス」を踊ってテストステロンを大放出していたものである。同じ体を動かすことなら、「ただの運動」ではない、「目標のある運動」を選ぼう。これでテストステロンを効果的に高めていけるのだ。

【それでも、かかってしまったら?—治療法最前線専門医がすすめる「意欲減退」の治療のポイント】

・投薬治療と認知行動療法の合わせ技

軽度の意欲減退なら、自分でできる方法で解消していける。一方、会社を休職している、家の外になかなか出られないなど、症状が重くなっている場合には、ダンス教室に通っている場合ではなく、専門家の手に委ねたほうがいい。

「認知行動療法に一時的なテストステロン投与を組み合わせます。こうして頭の中の回路をリセットし、最終的には、自分でテストステロンを分泌できるようにしていきます」

なおテストステロンの分泌量は血液や唾液を採取すれば、簡単に測れるという。気になる人は、まず自分のテストステロンの量から見てみるのもいいだろう。ちなみに、キスをすると性的興奮が高まるのも、唾液にテストステロンが含まれているからだという。

「男性の唾液を女性が吸収して、テストステロンが一気に高まる、だからセクシュアルに燃えてくる」というのだ。キスをすれば、その後の展開が早い人が多いが、これはホルモンの働きが関わっていたのである。

・体の「サビ」をとって、分泌力を高める

もう一つ症状が重い場合に有効な治療となりうるのは、活性酸素の除去である。有効な方法は次の通りだ。

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