第5回】知っていることを手放せば見えてくる

尾関憲一さんは『ブラタモリ』の視聴者から「あれはアドリブですか?」「台本があるのですか?」とよく聞かれるそうです。出演者が、まるで台本などないかのように自由に振る舞っているからでしょう。 実は、ブラタモリには台本は存在します。それも、かなり細かいことまで書いた台本が。しかし、尾関さんは台本を出演者には一切見せません。それは、なぜか……台本に込めた想いを語ります。

台本はきっちり作る

『ブラタモリ』を観た方からよく、「あれはアドリブですか?」「台本があるのですか?」と聞かれます。出演者が、自由に話しているように見えるからでしょう。

実は、台本は存在します。それも、かなり細かいことまで書いた台本が。

ここで、タモリさんがこう言う
久保田アナウンサーがこうリアクションする
そこで先生が「実は……」と説明を始める

具体的なセリフをびっしり書いていたのです。

セリフだけではなく、動きも決めています。歩くルートもすべて想定し、どこで何に気づいてほしいか、通行人に質問してほしいか、地図を広げてほしいか……。

一本分の台本はA4用紙30枚以上になりましたが、出演者には一切見せていません。

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ブラタモリ』を生み出した  脱・マーケティングの企画術

尾関憲一

終了から1年今なお再開を望む声が寄せられる、探検散歩番組『ブラタモリ』。マニアと思われていた地理や歴史の世界を鮮やかにヒットにつなげたのはNHKの敏腕プロデューサー、尾関憲一氏でした。『東京カワイイ★TV』『天才てれびくん』『熱中時間...もっと読む

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コメント

porpor35 台本を手放したところにある、想定外の面白さ。 5年以上前 replyretweetfavorite