※「フェル先生のさわやか人生相談」は、noteの定期購読マガジン「週刊フェル」にお引越ししました。詳細は記事の最後をお読みください。
夫にとって、私はどんな存在だったのでしょうか
フェル先生こんにちは。「12年間セックスレスの夫婦に、明るい未来はあるのか【258回】」で相談にのっていただいた50歳女性です。その節はあたたかく優しいお言葉をまことにありがとうございました。
実は、相談にのっていただいてからほどなくして、なんと、9年にも及ぶ夫の不貞行為が発覚したのです。私たちは、現在は同居しながらもお互い弁護士をたてて協議離婚にむかっているところです。
夫のした不貞行為は私にはとても許せるものではありませんでした。10歳年上の女性(現在60歳無職)のために、9年間一軒家を借りて生活のすべてを面倒見ていたのです。
いくら田舎とはいえ一軒家を借りるには月10万円はかかります。月に一体いくら出していたのかわかりませんが、仮に月20万円としても、20×12×9……ああ、何千万円になるのかクラクラして計算できません。
何年も連れ添った妻といまさらセックスできない、ということは、男性の身になって想像してみれば私にも理解できないでもありません。しかし、江戸時代のお殿様ならともかく(明治時代の資産家でもかまいませんが)平成も終わろうというこの時代に、9年にもわたり愛人に何千万円も貢ぐのは、一体どういう神経なのか理解に苦しんでいます。
もはや悲しくもないし、むしろ清々した気持ちで残りの人生は一人で自由を謳歌しようとは思っていますが、このようなことをする夫の気持ちが不可解でなりません。
私は家でおとなしく子守をする存在でしかなかったのか、そしておそらく子守以上の関係を夫と築けず、60歳女性はそれを補ってくれる存在だったのだということなのでしょうか。
フェル先生にとって奥様はどのような存在ですか? おっと、こんなことをフェル先生にきくな、夫本人にきけって話ですよね。すみません。しかし参考までに教えていただけたら嬉しいです。
(50歳・女性・おもに主婦)
A.覚えていますとも。昨年の12月15日号で回答申し上げた、同い年同士のセックレス夫婦の奥様ですね。その後お元気でいらっしゃいますか。や、元気な筈がありませんね。奥様とは12年間もセックスレスで、浮気疑惑のあったご主人の浮気が、この度明らかになってしまったのですものね。
敵が若くて巨乳のホステスというのであれば、納得はできないまでも、「そんなものか」と得心くらいはできましょうが、あろうことかお相手はあなたよりも10歳も上のクソババア。しかも単なる浮気相手ではなく、愛人として囲い、月々のお手当まで支払っていたというのだから問題は複雑です。
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