第2回】“幻”の史上最年少総理

民主党幹事長・細野豪志氏とタレントの春香クリスティーンさんの「政治対談」。全4回連載の第2回目となる今回は、民主党代表選や原発担当大臣についての話題に。細野氏の本音が垣間見られます。(取材・熊坂麻美 撮影・佐々木孝憲)

【告知】『未来への責任』刊行記念対談
田原総一朗×細野豪志「いま、民主党は必要か?」
7月1日19時30分より丸善・丸の内本店にて開催決定!

 

春香クリスティーン(以下、春香) 前回の民主党の代表選挙のことが、ずっと気になっていました。

細野豪志(以下、細野) 私がなぜ辞退したのかということですね。

春香 はい。細野さんは『未来への責任』の中で、被災地に寄り添いたいから、代表選に出ない決断をしたと書かれていました。でも、党の代表になって総理大臣になったほうが、被災地復興のためにもっと直接的な支援ができたんじゃないかなと。それを望んでいた人も多かったような気がします。

細野 代表選の話が出た頃は、東日本大震災から1年半ほど経っていましたけど、まだまだ課題が山積していました。春香さんが言うように、総理になれば大きな権限を持ち、被災地を支援する政策を動かすことも可能だと、私も考えましたよ。でも、目の前の課題を解決できていない自分が、それを投げ出してもっと大きなことができるのかといったら、それは無理だと思った。だから、今までやってきたことに全力を注ごうと思ったのです。

春香 もし総理になっていれば、史上最年少の総理でした。それは、少しは意識されましたか?

細野 私は自分の能力や専門性を、きわめて平凡だと自覚しています。政治家になると言ったとき、父に「トンビは鷹を生まないんだから、やめておけ!」と言われましたし(笑)。この意味、わかるかな。

春香 わかります! 平凡な親からは平凡な子供しか生まれないってことですよね?

細野 その通りです(笑)。私を推薦してくれた人がいたのは光栄なことだと思いましたが、41歳で国を背負うというのは日本の歴史にもないこと。「天才」と呼ばれた政治家たちでさえ、もっと年齢や経験を重ねてから総理になったんです。だから率直に恐れもあったし、自分がまだその器でないこともわかっていました。それに、代表選に出るとなると、半月くらいそっちにかかりきりになる。そのわずかな間でも、福島のことを手放すことはできなかった。

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未来への責任』発売記念 細野豪志×春香クリスティーン特別対談

春香クリスティーン /細野豪志

女子大生アイドルと政治家が対談!? 異色の「政治家追っかけアイドル」春香クリスティーンさんが、6月14日に新著『未来への責任』を上梓した細野豪志・民主党議員を直撃! 春香さんと細野さんの対談の模様を全4回で公開します!(取材・熊坂麻美...もっと読む

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