8月9日
なんと。東京で家を買うことになった。
借りるより買うほうが安いから。
この日も書類記入に捺印のためだけに上京。往復時間、6時間。滞在時間、1時間。その間保育園に預けたわが子よ、熱を出さないでくれと願う。
融資が下りた銀行は一社だけ。
他はお断りだった。
その理由は、妻・三輪記子(僕より年収二倍以上)に対して、銀行側は「京都から東京に移った後、同じように稼げるとはありえない」だった。
これにはふさこも思うところがあったようだ。
これまで弁護士としての良心から、お人好しな明瞭会計と、モノによっては日給に換算すると100円に満たない仕事を受け続けてきたが、「今後はちょっとは考える」という。
でもまあ銀行ってそういうものだけどね。
タモリがむかしむかし自宅にいたとき、外から、「タモリってこの程度の家なんだ」という声に頭に来て、現在の豪邸を建てようと決意したものの、銀行に行ったら融資を断られた。
「あなたのタレント生命はせいぜいあと5年」
そう言われたそうだ。
バブル期前の話だよ。
その後タモリはピーク時には世田谷区で2位の納税者になる。以上、タモさんエピソードでした。
京都リターン。ぎりぎり保育園迎え間に合う。
夜、おふくろからボケ電話、ショック。
8月10日