好きな言葉は「自分と未来は変えられる」
「人が嫌がることを言ったり、人を傷つけて喜ぶ人間をなくそうと本気で思うのなら、根本から見直す必要があります」と記したのは杉田水脈議員である(「杉田水脈のなでしこリポート」産経ニュース)。「民間企業ならば一日でクビ、という類の政治家、いっぱいいますけれどね」と発言したのも杉田議員である(『月刊WiLL』2017年3月号)。杉田議員の好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」だそうである。
自分と未来は変えられるのに、それをしようともせずに、人が嫌がることを言ったり、人を傷つけたまま、根本から見直さずに開き直っている杉田議員は、民間企業ならば一日でクビという類の政治家である。『新潮45』(2018年8月号)に掲載された杉田議員の原稿「『LGBT』支援の度が過ぎる」で、「LGBTのカップル」に対して「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」などと記し、問題視されている。結論を先に出しておくが、人間に対して、生産性という言葉を使う人間を許してはいけない。直ちに謝罪するか、辞職するべきだ。
全文読め。全文読むと更に酷い
杉田議員は、既に削除したツイートの中で、『新潮45』を読んだ先輩議員から「雑誌の記事を全部読んだら、きちんと理解しているし、党の立場も配慮して言葉も選んで書いている。言葉足らずで誤解される所はあるかもしれないけど問題ないから」と言われたと記した。この先輩議員が誰なのか、実際に存在するのかすら定かではないが、言葉が足りずに誤解を生んでいる所があるとひとまず認めた上で、「問題ない」と判断した先輩議員も問題である。