大学1年生の歩き方

コミュニケーションは「ビビりながら」がちょうどいい

相手がどう思うかとビクビクする気持ちがあっても大丈夫。コミュニケーションは「ビビってなんぼ」。
むしろ人との距離が近すぎることも、「コミュ障」の一種かも?
桃山商事代表・清田隆之さんの7月回です。

“コミュ障というのは、おそらく「他者不在のままコミュニケーションしようとすること」が原因です。”

他者との距離感を測れる人間になろう

メールの打ち方って難しいですよね。私が大学1年生だった2000年はまだEメール(死語)が普及しておらず、レポートは手書きで提出するのが普通でした。ときおり課題をメールで提出する授業があり、大学のパソコンルームに出かけ、チューターの先生に使い方を教わりながら恐る恐るメールを送ったものです。件名とか署名とか添付ファイルとか「お世話になっております」とかまったく知らなかったため、レポートの内容をそのままコピペして送信していました。挨拶もなしに突然「日本文学における無常観とは」などと始まるメールに、先生もさぞかしギョッとしたことでしょう。

まあこれは単なる昔話に過ぎませんが、社会人になって10年以上経った今でさえ、正しいメール作法が身についているか自信ありません。文末にやたらと「!」が多くなり、ちょっと仲良くなると「/(^o^)\」とか使いたくなってしまう私に、偉そうにここでメールコミュニケーションを語る資格があるのかどうか……。

それをいったん棚に上げて言うと、コミュニケーションについて学ぶときは、「こういうシーンではこうしましょう」という風にマニュアルを身につけることはもちろん大事です。しかしそれ以上に重要なのは、「なぜそうする必要があるのか?」という根本の部分を理解することだと思います。トミヤマさんが訴えていたのは、つまり「他者との距離感をキチンと測れる人間になろうぜ!」ということです。相手との適切な距離感は関係性によってもTPOによってもその都度変わります。それを見極めた上でやりとりを進めていく。これは「コミュニケーション能力」と呼ばれるものの本質であり、その勘やセンスを自分なりに養っておくと、生きていく上で何かと役立ちます。ゆえに、ただのハウツーに留まらない、とても実践的なアドバイスだと感じました(俺も学生時代に学びたかった!)。

コミュ障と“新型コミュ障”

ところで、世の中には「コミュ障」という言葉があります。これは「コミュニケーション障害」(すごい言葉ですが……)の略であり、ざっくり言えば「人と関わることが苦手」という意味です。

男女に限らず、それを自認している人は少なくありません。何を話せばいいかわからない、目を合わせるのが苦手、ヘンな人間だと思われたらどうしよう……。そんな風にいろいろと気にしてしまって、人との距離を詰められないというのが悩みのポイントだと思いますが、コミュ障というのはそれだけではありません。

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この連載について

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大学1年生の歩き方

トミヤマユキコ /清田隆之(桃山商事)

「失敗しても大丈夫!」な人生の歩き方とは? 早大助教のトミヤマユキコと、恋バナ収集ユニット桃山商事の清田隆之が、仕事や恋愛、お金やコンプレックスの話まで、自身の黒歴史をさらしつつ語ります。「キラキラしたいわけじゃないけど退屈な学生生活...もっと読む

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コメント

yxsx1818  俺が普段「クソガキ」「気持ち悪い」で済ませてる人種はまさにこういう奴らだな… 5ヶ月前 replyretweetfavorite

sayusha 『大学1年生の歩き方』連載公開されました! コミュニケーションは「ビビってなんぼ」。相手がどう思うかとビクビクする気持ちがあっても大丈夫。7月後半、清田隆之さん回は、コミュニケーションと他者についてです。(も) https://t.co/L 5ヶ月前 replyretweetfavorite