仕事と自由

第2回】仕事をするのに会社はいらない?

起業家・クリエイターの家入一真さんが「自由な働き方と生き方」「独自の組織論」「常識を疑って生きていくスタンス」について大いに語る連載・第2回。今回は新時代の組織論。どういう組織がこれから理想的なのか語ってもらった。(聞き手・イケダハヤト)

給料がない! ルールがない! そもそも会社でもない!
謎の組織「リバティ」の秘密

—前回は、Livertyの設立の経緯についてお話を伺いました。「特別新しい組織ではない」って言ってますが、どういうことなんでしょう? 新しい組織のあり方のように見えますがけど……。

家入 「自然な形でそうなった」という感じです。既存の仕組みに意図的に反抗してやろうとか、ぶっ壊してやろうとか、あんまりそういう風には考えてなくて。今の時代に最適な形を考えたらこうなった、というイメージ。普段働く中で「ん?変だな」と思うところをベースに疑ってみる、という感じですかね。

—Liverty設立の大本にあったのは、既存の会社のルールに対する違和感だったと言えるんですね。そういえば、Livertyは「会社」ではないんですよね?

家入 ええ。会社ではないです。プロジェクト単位で集まってモノづくりをする組織なので、副業として来ている人たちも多くて。んー、副業という言葉は嫌いだな。昼間とは別の顔、と言うか。まずはプロジェクト、サービスありき。中には、若い経営者や大学生、ニートの子だったり、本当に色んな子がいますよ。彼らは自分たちの食いぶちは自分たちで何とかやってるという子がほとんどで、自分の「やりたいこと」のために志願してLivertyに入ってくれているという感じですね。

—なるほど。Livertyに入る人たちはどういう動機で入ろうと思うんでしょう?

家入 そうですね……。なんででしょうね?(笑)
僕らは「解放集団」と自分たちを呼んでいるのですが、常識だらけの息苦しい世界から解放されたいんでしょうかね?(笑)

—お金のためではないですよね、少なくとも。「楽しいことをしたいから」でしょうか。

家入 それだと、なんだか薄っぺらい答えになりますね(笑) そりゃ、みんな楽しいことしたいよなー。僕はあくまで率いている側なので、Livertyに入ってくれる人たちの思惑がはっきり分かるわけじゃないんですけど、一人でサービスを立ち上げるよりは、僕と絡んで作った方が早く進むんじゃないかとか、あるいは単純にどこかの組織に属していたいとか……。あとは、中には「Livertyにいること自体が格好いいんだ」と言ってくれる人もいましたね。まあ理由なんていいんです。自由。超自由。共通して言えるのは、みんな動き出したくてウズウズしてるってことです。

—それぞれの思惑で自然に集ってくる……。Livertyみたいに「自由」な組織ってあんまり聞かないしなあ。……毎月の給料ってどうしているんですか?

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家入一真

株式会社paperboy&co.の創業者であり、JASDAQ最年少上場社長としても知られる起業家・クリエイターの家入一真さん。現在、普段は別の仕事を持つメンバーが集まり、共同で自分たちの作りたいものを作るモノづくり集団「Liverty...もっと読む

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