若い頃にバブル時代を経験した人たちをバブル世代と呼びます。バブル世代以外にも、団塊の世代、団塊ジュニア世代、ゆとり世代といった呼び名があります。今回は世代について考えてみたいと思います。
年齢と世代は、似たような言葉ですが、意味が違います。
例えば、ぼくは学生ほどご飯をたくさん食べられません。同じことをしたらてきめんに太ります。揚げ物を食べ過ぎたら、胃がもたれてしまいます。個人差はあるにしても、年をとると、徹夜ができなくなるとか、太りやすくなるとか、いろんな意味での老化が起きます。これは年齢の問題です。
学生には「20年後はみんなもそうなるからね」と言っています。大事なポイントは、団塊ジュニア世代(ぼくです)であろうと、ゆとり世代(学生ですね)であろうと、老化は同じように起こるのです。20代の時にできたことが、40代にはできなくなるのは、世代を問わず共通して起こります。
一方、世代とは、同じ時期に生まれた人々のことを指します。例えば、団塊の世代は、1947〜1949年に生まれた人々のことだと一般的には言われています。団塊の世代には、その人たちに特有の考え方や行動があります。
例えば団塊の世代が40歳の時と、団塊ジュニアが40歳の時では、食べる量は同じかもしれませんが、考え方や行動は違います。その理由は、成長するプロセスで経験してきたことが違うからです。