松井博
嗚呼、コミュニケーション! そしてみんな「ノマド」になる【第8回】
仕事のグローバル化が進むにつれ、ますます重要になるのが世界に通用するコミュニケーション能力。でも、それって一体なんなんでしょう?
前回、前々回にわたってグローバル人材やグローバル・スタンダードについてお話してきました。それらの回でも触れた通り、多国籍な職場で必要なのは、どの文化圏の出身者にも自分の意図を明確に伝えられるコミュニケーション能力です。今日はそのコミュニケーション能力が一体どのようなものなのかを掘り下げて考えてみましょう。
「書く英語」の重要性
英語でコミュニケーションというとまず英会話を思い浮かべる人が多いのではないかと思います。しかし、グローバル企業の現場で何よりも大切なのは、会話能力よりもむしろ英語で「読み書き」する能力です。グローバル企業では、英語がネイティブでない人が多数働いているので、発音が明瞭でない、あるいは話し言葉が通じにくい人などいくらでもいます。日本人の英語の発音はむしろ聞き取りやすいほうといってもいいでしょう。
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この連載について
松井博
現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む
著者プロフィール
作家・経営者。2009年まで米国アップル本社勤務。著書に『僕がアップルで学んだこと』、『企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 』、『10年後の仕事のカタチ10のヒント シリコンバレーと、アジア新興国から考える、僕達の仕事のゆくえ』などがある。現在はクパティーノで保育園事業も手がける。
Twitter: @Matsuhiro
ブログ: まつひろのガレージライフ
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