怨みの念は、避けるが勝ち
もしも、パートナーやご家族や同僚といった重要な関係者がそうした「念の強い人」であった場合は、怒らせたり悲しませたりしないよう、細心の注意をもって接することが望ましいでしょう。
もしも、うっかりそうした相手と大ゲンカなどをやらかしてしまわれましたら、少しでも早く、心から反省したうえで、誠心誠意でお詫びをして仲直りすることです。
さもないと、あなたは謎の頭痛や腹痛や肩凝りや、わけもなく苛々するとか眠れなくなるなどの不調に悩まされることになるでしょう。
いえ、そもそも誰が相手であっても、簡単にケンカをしたり傷つけたりしていいはずがありません。
どんなに優しそうな人であっても、怒らせたり傷つけたりしますと、確実にその人なりの怨みの念波を発します。
「念波を発することにしよう!」などと考えてわざと発しているわけでは、ありませんよ。
そうではなくて、誰しも無意識のうちに、その都度の感情に合わせた念波を放ち続けているのです。
ですからその人に頼んで「念波を発さないでください」と言ってみても無駄ですし、本人の預かり知らぬところで自動的に起きているので、要は人を安易に傷つけないように心がけることが大切ということですね。
あなたの身体に突き刺さる思念のパワー
もしも念の強い人を傷つけてしまったら、相手がたとえ外国に住んでいても、相手の発するエネルギー波は、正確にあなたの元まで飛んできて、身体のどこかにブスリと突き刺さります。
あいにく、これらのエネルギー波は一度刺さってしまうと、それを外すのは並大抵のことではありません。
ですから、「あの人は大人しくて言い返してこないから何を言っても大丈夫」とか、「あの人は仕返しをしてこないからぞんざいに扱っても大丈夫か」とかいう考えは、完全に間違っています。
そのような、感情をあまり表に出さない人でも、思念のパワーさえ強ければ、具体的な仕返しをする人よりもはるかに強力に、あなたの身心を破壊する力を秘めているのです。
と申しますか、具体的な仕返しや悪口を言ってくるくらいのことはむしろ可愛いくらいのもので、思念のパワーの破壊力とは比べものになりません。
「え! そんな話、信じられないなぁ」と思われるかたは、これから先、他人を怒らせたりがっかりさせたりした直後に、自分のコンディションがどう変化しているかを、よく記録してみてください。
とりわけ相手が、念の強そうだった人だった場合には、因果関係が次第によく分かってくるはずです。 このような事実を踏まえますと、自分のお城を守るための最良の策がお分かりいただけることでしょう。
ええ、それはいたってシンプルで、素朴なことなのでありまして、他人に対して相手が誰であれ優しく、温かく、気取らず、素直に接せられるようにと、努めることです。
裏返せば、傷つけない、裏切らない、押しつけない、批判しない、といったようなことですね。
いやはや、残念ながら場合によっては、そうしたふうに接するように努めていても、なおかつ相手が怒ったり悲しくなったりすることだって、ときには起きてしまうのは避けられないでしょう。するとついつい、「自分はこんなにもよくしてあげているのに、何てワガママなんだ!」などと怒りたくなってしまうかもしれません。
ですけれども、ちょっと待ってください。そのように怒ると、怒りの念波が即座に相手へと飛んでいって突き刺さります。そして相手が念の強い人だった場合は、当人も知らない内に、いっそう強烈な念波が発されて、あなたに突き刺さるでしょう。
つまり、そのことによって、自分のお城が強烈な猛攻撃にあい、ピンチに陥るのです。
その原因は、比喩で申してみますと、あまりにも強力な力を持った大国の軍隊に対して、不要意にも小国の軍隊が発砲してしまい、戦争が始まったことにあるのです。
慎重な人づきあいこそがあなたのお城を守る
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