第4回】「マニアック」と「一般」の境界、ミラクルラインを狙え!

マニアの世界と思われていた「地理」「歴史」を扱いながら、ヒット番組となった『ブラタモリ』。 知っている人は「自分だけがわかっている」と感じてくれて、知らない人は「なになに?」と興味を持つ。このラインを狙えば、みんなが「ちょっと特別なものを観ている」という気分になってくれるのではなか、という尾関憲一さんにその「ミラクルライン」について語ってもらいました。

「意見したくなる」は好材料

『ブラタモリ』は、本放送の前にパイロット版の放送を夜の12時台に行いました。

結果は、その時間帯にもかかわらず、通常この時間帯で取っている視聴率の倍以上の数字をたたき出しました。

そして視聴者リサーチの結果、「両極端の意見が集まる」という面白い結果になりました。

 「すごく面白かった、また観たい」という意見が多かった一方、「面白くない、観たくない」という声も少なからずありました。「肩がこらずに気楽に観ることができる」という意見がある一方、「知識教養が身につく」という意見も同程度ありました。相反する感想が多かったのです。

 画一的でないデータを観たぼくは「この番組はいけるのではないか」と手応えを感じました。

 可もなく不可もなく、ではなく、好きと嫌いが分かれるほど「クセ」があることは悪いことではありません。少し偏っている方が面白いのです。

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ブラタモリ』を生み出した  脱・マーケティングの企画術

尾関憲一

終了から1年今なお再開を望む声が寄せられる、探検散歩番組『ブラタモリ』。マニアと思われていた地理や歴史の世界を鮮やかにヒットにつなげたのはNHKの敏腕プロデューサー、尾関憲一氏でした。『東京カワイイ★TV』『天才てれびくん』『熱中時間...もっと読む

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