好きなモノを好きな理由を懸命に伝える熱意にヤられる!

『聞きたいことを聞き出す技術』の著者・反町さんは、『昆虫スゴいぜ』という番組を見て、本気で感動したといいます。「歌舞伎役者・俳優として活躍している香川さんが、カマキリの被りものをかぶって、大汗かきながら走り回っている。あれは昆虫が好きだからこそできるのでしょう。『俺は虫が好きなんだ!』ということが伝わってくるのが素晴らしい」と。人が何か真剣に一生懸命にやっていると、その熱意は必ず相手に伝わります!

■技術35 自分の主張を通すための信条

一番聞きたいことは政治家としての「矜持」

 会社には会社の主張がありますが、それに自分が全面的に賛同しているとは限りません。自分には自分の意見があって当然です、けれど仕事上は会社の言い分を主張しなければなりません。

 僕としても番組として聞かなければならないことは当然あって、けれど、自分として聞きたいこともある。僕の聞きたいことというのは、政治家の場合、政治家としての「矜持」ということも含まれます。  なぜなら僕はそれを政治家に期待しているからです。

 第1章で枝野幸男さんの話をしましたが、彼は平成二十九年の総選挙で立憲民主党から立候補するや、民進党が主張してきた「消費税増税」をさっさと下ろして、あれは前原誠司代表一人が言っていたことだと片付けてしまいました。

 そこで僕は、それはおかしいのではないかということを繰り返し聞いた。しつこいくらいに聞いた。これは台本には全くありません。ただ僕が聞きたかった。問いたださないではいられなかったのです。

 枝野さんだけではありません。その前の選挙で民進党が共産党との選挙区調整に入ろうとしたことがありました。それまで共産党の政策を厳しく批判してきた民進党として、それでいいのですか? ということを問いました。それで、国民を前にして自分の正当を主張できるのか、政治家として恥ずかしいことはないのかということを聞いたのです。

 すでに共産党との選挙区調整が頭に入っている民進党の議員さんたちは、「そんなことを言ったって、選挙では勝たなきゃしょうがない。これは勝つための戦略なんだ」と平然とおっしゃいます。まあ、そう言われてしまえばそれまでですが、僕としては聞かないではいられない。個人的な思いとして出てしまうのです。

 視聴者にとっては僕の思いなどどうでもいいことなのかもしれませんが、もしもそうなら、僕が質問係をやっている意味がありません。会社がこの番組に僕を選んだわけですから、僕としてはできる限りのことをしたい。

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聞きたいことを聞き出す技術

反町理

「プライムニュース」看板キャスターが究極の話術40を初公開! のべ6800人を超えるゲストを迎え、〝たてまえ〟の政治家からも〝本音〟を引き出す著者が、相手の心を掴み、また話したくなると言ってもらえる知られざる極意を伝授!

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nnaaoo99 #SmartNews #立憲民主党 は消費税もIRも「あれは誰某が勝手にやったから関係ない」と逃げを打つ。 だから信用ならん。 https://t.co/6yMwABWE0c 1年以上前 replyretweetfavorite