朝ごはんと朝シャワー、優先すべきはどちらか?
努力すべき際には、長い時間を割くことになりますが、その優先順位を決める大切さについて、ここで紹介したいと思います。
私達人間は、お金持ちでも貧しくても、自分の人生の持ち時間が有限であることは変わりません。その時間を、常に何かに割り振っていくことが各々に求められています。
こういった配分は人生哲学にかかわる重要なテーマですが、まずはもっと具体的な日常生活の時間について考えていきましょう。
夜寝てから、翌朝に玄関のドアを開けるまでの時間を思い出してみてください。
私の場合は、起きたらすぐにシャワーを浴びることに決めています。心身ともにリセットして新しい1日を始めるのに、この朝シャワーは私にとって欠かせません。これはどんなときも決まってやることです。しかも一度シャワーを浴びてしまえば、髪を洗ってしまいますから、「二度寝」を阻止できます。
次に、朝食にサラダを作ってそれを食べ、日本経済新聞で仕事に関係しそうなことがないかをチェックします。その後は、今日着ていく服を選び、メイクアップをして、玄関のドアを開けます。
このフルプログラムをこなすのに要する時間を考えると、睡眠時間は通常は6時間程度ですが、起きてからシャワーに要するのはだいたい20分ほど。朝ごはんを作って食べるのに要する時間は30分ほどです。日経新聞は10分くらいでさっと読みます。着替えからメイクアップは、食事くらいの時間はとりたいので30分でしょうか。
つまり、寝てから玄関のドアを開けるまで、計7時間30分ほどになります。これが私の定時のスタイルです。
では、眠る前に、明朝に家を出なければならない時刻と寝る時刻との間に、7時間30分の時間がとれないことが明らかだったらどうすればいいでしょうか。