第10回】ここに注意! 不動産活用の落とし穴

玉石混交の海外不動産投資や代々の土地持ち富裕層が陥りがちな落とし穴について検証していく。

 マレーシアでコンドミニアムを購入したはずが、近くの野原を買わされていた。嘘のような本当の話だ。成長著しいアジアの不動産への投資熱が高まっている。が、詐欺が横行していたり、法整備が不十分だったりとまだまだハードルは高い。

 とはいえ、経済の成長余力が高く、先進国よりもはるかに高い収益が見込める投資チャンスを見逃すのももったいない話。そこで海外の不動産投資に詳しいファイナンシャル・マネジメントの山本俊成代表取締役に、その鉄則を伝授してもらった。

 海外不動産投資で
 騙されないための鉄則

 まず押さえるべきは三大リスクといえる「為替リスク」「カントリーリスク」「詐欺リスク」を理解すること。次にアジア特有の慣習。「フィリピンやタイなどの東南アジアではプレビルド、つまり建てている途中の物件を売買することが少なくない」。更地の段階が最も安く、完成に近づくほど高値になるのだという。ただ、土台ができただけの割安な段階で購入したはいいが、2年経っても建設中という場合もあり、「建たないリスク」を頭に入れておく必要がある。

 お人よしな日本人に多いミスに、「契約書を読まないこと」が挙げられる。これは海外の不動産投資において致命傷となる。冒頭のケースがまさにそれで、コンドミニアムの写真を見せておきながら、契約書には野原の売買と明記されていたため、泣き寝入りするしかなかったという。

 物件を決める際、ネット情報や業者の話だけで判断する投資家もいるが、こうした詐欺を見抜く意味でも、「現地での下見は必須」だ。更に、その業者選びにも細心の注意がいる。不当に高い手数料をぼったくる業者もおり、複数の業者から相見積もりを取ることが鉄則だ。
 かようにしっかりと投資リスクを把握しておけば、普通のサラリーマンが驚くようなキャピタルゲインを手にすることも夢ではないかもしれない。

 

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