“レズ風俗”と謳ってはいますが、ウチでは利用される女性のセクシャリティにも制限を設けていません。レズ風俗は、レズビアンのお客様専用風俗ではないということです。もちろん、「私はレズビアン(ビアン)」と自認されているお客様は少なくなく、異性同性ともに恋愛、性の対象となるバイセクシャル(バイ)の方もいます。
お客様アンケートでセクシャリティについて尋ね、次のような結果を得ました。
レズビアン 約16%
バイセクシャル 約79%
わからない 約1%
無回答 約4%
すべてのお客様がアンケートに回答してくださったわけではないですし、2回以上ご利用いただいている方が中心なので、必ずしもこれがウチのお店を利用されている女性の全体像とはいえません。
でも、ビアンの女性、バイの女性が大半を占めるというのは、多くの方の予想どおりだと思います。僕も、お店を起ち上げた当初はそうなるだろうと考えていました。
異性愛者が多い事実に、キャストもびっくり
一方で、アンケートに表れていませんが、好きになるのもセックスするのも異性、つまりは男性であるという異性愛者、ヘテロセクシャルの女性にも少なからずご利用いただいています。
ビアン&バイの女性たちのあいだで、「ストレート」「ノンケ」といわれる存在です。
なかには男性の恋人、もしくは夫がいながら当店を利用される方もいます。これは僕にとって、想定外のことでした。
でもレズ風俗店を10年続けているうちに、なんとなくわかってきました。女性にとって“性の相手が女性”というのは、それほど違和感がないものなのだろう、ということが。それはキャストも同様で、ウチで働くようになって意外に思ったことを尋ねると「ビアンやバイのお客様だけだと思っていたけど、ノンケ女性のお客様も多かったこと」と返ってきます。
聞くところによると、次のようなパターンが多いようです。
夫に打ち明け、快く見送られてレズ風俗店へ
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