​デスクトップは×、パスワードは〇。天才が活用する努力発動のスイッチ

東大を首席で卒業、財務官僚、弁護士など、華々しい経歴を持つ山口真由さん。自身のキャリアを「才能ではなく、努力を続けることでつかんだ」と断言する彼女が語る、「努力を技術化し、天才的成果を上げるためのメソッド」を連載「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。」でご紹介します。

努力発動のスイッチを作ろう!

 努力をする際には、とっかかりが大事であると前回書きました。

 しかし、努力する際、どうしても発生してしまうストレスがあることから、なかなか初動を起こすことができない。そう思われる方も多いのではないでしょうか。

 そんなときにお勧めなのは、努力発動のスイッチを作り出すことです。

 その際のポイントは、そのスイッチが常に見えている状態ではないことです。

 たとえばデスクワークを主に行う人で、パソコンのデスクトップの端に目標を書いた紙を張ってしまったり、デスクトップの待ち受け画面に目標の言葉などを貼り付けてしまう人たちがいます。「いつも目標を心掛けるため」といった理由で、実行されている方も多いようです。

 しかし、常にチラチラ見えてしまうものが効果的なスイッチになるのでしょうか?

常に見え続けていれば、逆に、スイッチではなくなります。

 たしかに、最初の頃は、見えていることで、目標に対して意識的になることができるかもしれません。しかし、人は慣れてしまいます。始終見続けることによって、それが景色と同化してしまい、なんら特別なものではなくなってしまいます。

 私の知り合いは、Outlookでメッセージを送るときに、常に「送信先」「題名」などの確認と警告が表示されるような設定にしていますが、もはや警告とすら感じなくなって無意識にボタンをクリックするようになってしまったと言っていました。

 つまり、努力スイッチは、常に見えておらず、一瞬しか確認できないことが重要なのです。

 トイレの壁に目標を張る人もいるかもしれません。この論理からすれば、これは正しいやり方といえます。家のトイレに行くたびに、努力目標を一瞬確認することができて、またそれぞれの時間が離れている観点から見ても、効果的なスイッチということができるでしょう。

 しかし、家のトイレに紙を張るのは、お客さんが来たときはかなり恥ずかしい気がします。

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この連載について

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天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。

山口 真由

東大を首席で卒業→財務省官僚→弁護士→ハーバード留学という経歴を持つ山口真由さん。山口さんいわく、「私は天才ではない。普通の人」であり、「天才的な成果をあげることができるのは、努力を続けられる人だけ」という。努力を続けることこそ、最も...もっと読む

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