週刊ダイヤモンド
#09 【2018年、3大コンビニが三つ巴】健康系商品で攻める!
まずい──。それが正直な感想だった。ローソンの大山昌弘専務執行役員は、同社に出向する前の三菱商事勤務時代に穀物を担当していたため、製粉メーカーである鳥越製粉が体にいいとうたう小麦の外皮(ふすま、ブラン)をよく知っていた。
まずい──。それが正直な感想だった。ローソンの大山昌弘専務執行役員は、同社に出向する前の三菱商事勤務時代に穀物を担当していたため、製粉メーカーである鳥越製粉が体にいいとうたう小麦の外皮(ふすま、ブラン)をよく知っていた。
小麦粉よりも糖質が少なく食物繊維などの栄養成分を多く含んでいるが、長年家畜の餌として使われてきたもので、提案を受けてもローソンのパン材料に使うには無理があると感じていた。
おいしさを追求すればいい時代は、歯牙にもかけなかった。しかし、日本社会全体で生活習慣病が増え、医療費削減が強く叫ばれる時代になってくると、体にいい商品の必要性が高まってきていると考えるようになった。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
ご飯やパンなど糖質の多い食べ物を制限すれば、満腹になるまで肉を食べても体重は減るのか。また病気を予防できるのか。やっぱりカロリーを減らすべきなのか。食事法には、実はよく分かっていないことが多くはないか? では、科学が支持するのは? 医...もっと読む
著者プロフィール
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