松宮宏
アスリートの人生、かくも面白きものである
【小説の展開】新しいスケートリンクと新しいチーム、新しいコーチ、そして新しい人生。一生懸命こそが人生を開く。可能性を信じ、これからもガンバロウ。
*主人公の無瓢 庵(ムヒョウ アン)。背番号99。23歳。アスリート&中華料理のシェフ見習い。実際の女子アイスホッケー代表チーム「スマイルジャパン」に架空のアスリート、アンが参加して物語は進みます。
61.何が忙しいものか。顔に嘘が貼りついている。
(国分寺スポーツ社社長 六瓢伊織のひとりごと)
社長は名前だけだ。
「実際は啓太君と若いチームが回すよ。あなたは座っているだけでいい」
そう言われたから引き受けたのである。
私は体よく騙されたのだ。
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この連載について
松宮宏
「スマイルジャパン」に架空の選手「アン」を加えて進む小説。アメリカでアイスホッケーに出会った「アン」はジュニアを経て全米大学選手権で活躍する。日本代表はアンを帰国させるがソチは全敗、アンが所属する事になった社会人チームもリンク閉鎖の危...もっと読む
著者プロフィール
著作「秘剣こいわらい」「くすぶり亦蔵」「はるよこい」「さくらんぼ同盟」「まぼろしのパン屋」「さすらいのマイナンバー」「まぼろしのお好み焼きソース」そして「スマイル」