第3回】<ブラタモリ流>答えはすぐに出さない

マニアにも一般の人にもウケる企画。その境界をどこに引くかは、企画がヒットするかどうかの鍵を握ります。そんな境界線=「ミラクルライン」はどうやって見つけるのか。 NHKのプロデューサー尾関憲一さんが、『ブラタモリ』など自身の番組作りを元に、解き明かす、脱マーケティングの企画術です。

『ブラタモリ』の面白さはどこにある?

最近、担当した番組で多くの人に支持してもらえた番組があります。

それが『ブラタモリ』です。

『ブラタモリ』は2009年秋から半年間のシリーズとして放送され、これまでに第3シリーズまで放送された街歩き番組です。

タモリさんと久保田祐佳アナウンサー、そして各回ごとの専門家の先生が、都内のひとつの街をブラブラと歩きます。そして、街を歩きながら何気なく見つけた石垣や街灯や坂道に立ち止まり、それをきっかけに街の秘密や歴史を発見していきます。

普段見ているはずなのに、気づいていない街の隠れた姿を紹介することで、番組を観てくれた方の日常のモノの見方を変えていきました。

ではなぜ、『ブラタモリ』は多くの人に支持してもらえたのでしょうか。

その理由を考えることは、企画作りの一つのヒントとなるかもしれません。

ポイントのひとつは・・・

すぐに答えを用意する最近のテレビ番組に抵抗するということです。

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ブラタモリ』を生み出した  脱・マーケティングの企画術

尾関憲一

終了から1年今なお再開を望む声が寄せられる、探検散歩番組『ブラタモリ』。マニアと思われていた地理や歴史の世界を鮮やかにヒットにつなげたのはNHKの敏腕プロデューサー、尾関憲一氏でした。『東京カワイイ★TV』『天才てれびくん』『熱中時間...もっと読む

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コメント

takapiro55 「答え」は目的ではありません。いかに「プロセス」を面白く見せることができるかなのです 約5年前 replyretweetfavorite

agyrtria ブラタモリ観たことないけど、面白い⇒ 約5年前 replyretweetfavorite