自分の外側にある自分のマネジメント

営業でスーツを着ることも、インスタグラムの自撮り写真も、同じようにその人のアイデンティティを形づくります。インターネットが普及したことによって変化してきている、アイデンティティのあり方やコントロールの仕方について考えてみましょう。

ぼくたちは、知らない人に出会ったときに、良い人なのか、怖い人なのかと、どのような人なのか想像してみます。話したことがないので、服装や髪型や化粧などの外見から想像するしかありません。その想像は当たったり、当たらなかったりします。これは逆に考えると、知らない人が自分のことを見たときに、どのような人なのかを想像している、ということでもあります。

だからこそ、ぼくたちは印象管理(インプレッション・マネジメント)をします。たとえば、営業として初めてうかがう企業に行くときには、信頼感をもってもらうために、ビシッとスーツを着て清潔感のある身なりにしますよね。このようにぼくたちは、他の人から自分がどのように見えるのかということを想像しながら、自分を表現しようとしています。

では印象管理を行う理由は、他人の視線を気にするということだけに求められるでしょうか? 答えはノーです。印象管理は、自分のためにも行っているのだ、という話を今日はしたいと思います。

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tomshirai 外見なり持ち物もまた、自分とは何者か、すなわちアイデンティティを形作… https://t.co/oRN6VJFbii 2年以上前 replyretweetfavorite