売れっ子を見れば、その店のレベルや客層がわかる。ましてや、年端もいかない小娘ではなく、年を重ねたキャストが売れっ子の店は、安心して楽しむことができる。この連載が始まって以来、あまたの店や女のコを取材してきた俺が導き出した法則のひとつだ。
今回は、日本一の繁華街・歌舞伎町から「奇跡の30歳を探す」という30周年記念ミッションをお届けしたい。不肖・苫米地が33歳で始め、足掛け10年。本稿での“美女探しの旅”史上、最も難易度が高い指令なのは言わずもがなだ。
訪れたのは区役所通りはロサ会館付近。このあたりは高級キャバクラが軒を連ねており、最も歌舞伎町らしいと言っていい通りだ。
その中でも“名門中の名門”、“伏魔殿”などとプロアマ問わずその名が轟く娯楽の殿堂、「チェックメイトビル」が今回の舞台だ。
ひと目会ったら虜!? 40代に大人気嬢来る!
銀色に鈍く光る、重い鉄扉を開くと異様な熱気。「今日は遊ぶぞ!」と言わんばかりに気合の入った男性客もちらほら。それを迎え撃たんとするキャストの女のコのレベルも高い。
そんな同店で店長氏が強力にすすめてくれたのは、中年男性から若い男子まで、一度席につくと虜にしてしまう売れっ子だという。
「こんばんは~、ウフフフ」
入店して1年のゆなさん。幅広い話題づくりと細かい気配りが、おっさんにとどまらず、20代の男子にも人気なんだとか
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