〝夢〟は人を不幸にすることもある

【管理人の夢⑰】
これまでの奇跡を目の当たりにして、ふと「もし夢工場を悪用する人が現れたら」と思った。そして、3人目はまさにそんな人だった。しかし、夢工場を悪用することはそれほど簡単なことではなかった……
<WEAVERの河邊徹がドラムスティックからペンに持ち替えて描いた作家デビュー作!>

イラスト:堀越ジェシーありさ



 こんな奇跡を目にしたあとで、ふと、もしも夢工場を悪用しようとする人が現れたなら、私はどうすればいいのだろうと思った。

 夢が現実に影響を及ぼす力の大きさを知れば知るほど、私は不安になった。忙しい現実の世界にいて、夢の力に気づく人もなかなかいないと思うけれど、もし利用できるのなら、夢の力は誰もが利用したい力かもしれない。

 自分ならどうするだろうか。〝未来〟の要素に〝理想〟と〝幸せ〟の要素を混ぜて自分に送れば、私の未来は輝かしいものになるのだろうか。

 最初からちょっと偉そうな感じでやって来たのは加藤という名字のプライドの高そうな男だった。この人は、最初からちょっと変わっていた。私もその態度に内心少し戸惑ったが、それはバレないように心がけた。

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夢工場ラムレス

河邉徹

WEAVERのドラマー・河邊徹の作家デビュー作。バンドで作詞を担当してきた河邊の 〝言葉の世界〟をドラムスティックからペンに持ち替え、描いた「夢」をテーマにした長編作。 ...もっと読む

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