半強制的にお金が貯まるしくみをつくる

「仮想通貨なんてめんどくさい」「株式投資はよくわからない」 「……だけど、お金については、なんとなく不安」貯金、投資、節約――結局なにをどうすればいいのか、わかりやすい答えが知りたい……! そこで、「お金のプロ」である田口智隆さんの著書『入社1年目のお金の教科書』より、お金の貯め方、使い方、増やし方まで、20代におさえておきたいお金の基本をご紹介します。

「お金のノート」で支出額をざっくり把握する

お金の現在地をつかむうえでより重要なのは「支出」です。

もし支出が収入を上回っているなら大問題です。

何にお金を使っているのかを分析し、お金の使い方を改めなければなりません。

自分が使っているお金を把握する方法はシンプルです。

毎日、財布のなかにあるレシートを取り出して、いくら使ったかを「お金のノート」に書き出す。これだけです。

まず日付を書き入れ、そこに、その日に買った品物と金額を記入していきます。そして、最後に1日に使った合計金額も書いておきます。

これを毎日、続けるだけです。私はこれを「お金のノート」と呼んでいます。

お金のノートは、家計簿のように面倒ではありません。

「食費」「外食費」「住居費」といった面倒な仕訳はしなくても大丈夫です。

家計簿の場合、コンビニで「弁当」と「トイレットペーパー」を買ったときは、それぞれ「食費」と「住居費」に仕訳をして、記入する必要があります。

しかし、お金のノートでは、「コンビニ 8 8 0 円」といったアバウトな書き方でも問題ありません。下一ケタは、四捨五入してもO K 。

ここで重要なのは、1日にどれくらいのお金を使っているかを把握することです。

家計簿のように、1円単位で正確に記入する必要はありません。ざっくりでかまわないのです。

その代わり、使ったお金はもれなく書き出していきます。

レシートがもらえない自動販売機の飲み物やクレジットカードで決済した品物もすべて記録してください。

クレジットカードは、引き落とし日ではなく、買い物をした日に記入すること。引き落とし日は翌月以降なので、記入を忘れる可能性があります。

ちなみに、スマホなどにメモを残す形でもかまいません。

面倒でなければ家計簿アプリなどを使ってもよいでしょう。今の若い人はノートに手書きするよりも、スマホに入力するほうがハードルは低いかもしれません。

大切なのは、支出の記録をつけ続けることです。あくまでも支出額を把握するのが第一なので、面倒くさいやり方だけは避けてください。

3ヵ月続けると、消費のクセや問題行動が見える

1ヵ月間、「お金のノート」をつけていくと、1ヵ月のおおよその支出額を把握できます。入ってきたお金を、まるまる使っていたことに気づく人も多いでしょう。

「これではお金が貯まるはずがない」と自覚するはずです。

先ほど述べたように、お金を貯めるには、給与の2割を投資(貯金など)にまわすことが原則です。お金のノートで投資にまわせていないことがわかれば、給与の2割を投資にまわすには、どうすればいいか、知恵を絞ることができます。

まずは、貯金ができていない現状に気づくことが、お金持ちになる第一歩なのです。

お金のノートは、3ヵ月続けてみてください。

3ヵ月も続けていると、おおよその平均値が出せるだけでなく、自分の消費行動を把握できます。つまり、自分がどこで、何に、どれだけのお金を使っているか、そして、いかにムダな出費をしていたのかがわかるのです。

たとえば仕事帰りに、なにげなくコンビニに立ち寄って、毎回スイーツやスナックを衝動買いしていることに気づけば、目的がないときはコンビニに立ち寄らないようにしよう、という発想になるかもしれません。

まずは、気軽にお金のノートをつけてみてください。お金に関していろいろな発見があるはずです。

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田口智隆

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