この連載もこれで最終回、最後のテーマはこれである。
「みんなに好かれたいが、八方美人と思われるのは嫌」
これは、何兆回と結論が出ている話なため、誰にも好かれていない私が改めて言うことでもないのだが、まず「みんなに好かれるのは無理」なのだ。何せ、みんなに好かれていたら「あいつ、みんなに好かれていて気にいらねえ」と思う奴が必ず出てくるのでこの時点で詰んでいる。
それに、地獄のインターネットの中でも煉獄中の煉獄であるツイッターを見て欲しい「カレーが好き」というつぶやきにも「カレー嫌いな人に配慮が足りないと思います」というクソリプが平気でつくのだ。
このように、人間とはどんなに気をつけていても「気づいたら気分を害している」という、「3分冷蔵庫の外に出したらもう腐ってる」ような生き物なので、そんな生き腐れ野郎たちの機嫌を全員とっていたら確実にメンがヘラる。その上「八方美人」などと言われたら目も当てられない。まだ「八方ブス」と言われながら自由に生きたほうがいい。
よってこの問いには、すでに多くの識者が「みんなに好かれるのは無理だし、嫌われる時は嫌われる。自分のこと嫌いな奴のこと考えている暇があったら、自分を好いてくれている人のために時間を使うべき」という答えを出している。
だが、気になるんだな、これが。
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