法律が変わらない理由って…
選択的夫婦別姓(結婚後に苗字を変えない自由)と同性愛が法律上認められてないのは当然おかしいしホント遅れてる国って感じだと思うんですが、私個人的には選択的夫婦別姓を整える際に夫婦複合姓(どっちの苗字も自由に名乗れる)を認めてほしいところ。
私は職業が超歌手で、芸名として「大森」という旧姓を残すことに成功しているけど、たとえば無職だったとしても、これから寄り添って生きようとする人との苗字も手に入れたいし、ずっと生きてきた名前も手に入れたいし。
だって今まで生きてきた自分を消したいわけじゃないし、結婚したから妻という生き物になるわけじゃないし、出産したから母親という生き物になるわけじゃないし、でも新しく手に入れた私だって私だから。両方ほしいですよぶっちゃけね。どっちが大事とか選択したくない。
それをしなくていいよって法律で認められたら普通にちょっと生きやすいなって思うんだけどなあ。
むしろそうならない理由というか原因を考えるんですけど、概念として国にでもなった気持ちでね。結論、普通に「めんどくさい」んじゃないかなあ……なんて。
いやね、あたりまえの権利を認めることをめんどくさがるなんて、もちろんおかしいですよ。
「めんどくさい」ではすまされない
後回しにしていい問題って思われているとしたらそのほうがおかしいんですよ。たとえば手が回らない、それどころじゃない、めんどくさい、が理由だとしたら、おかしいですよ。一個一個、国のこと決めるのが仕事の人たちが税金で働いてるはずなんだからさ。
そんなに忙しいのかな? じゃあその忙しいことしてる知らん間に、日本なんて国名いきなりスッポンとかにされちまえ! そんで各国に「このたびウチの国の名前は『スッポン』になりました! よろしくっすー!」って挨拶回りする手間を味わえ!!! どっちにしろこちとら結婚するだけでめんどくせえんだよ!!! だからまあ「めんどくさい」は気持ちとしてはわかるよ。だからって許容はできないけど。
システム変えるのってめんどくさいもんね。iPhoneのOSをアップデートするだけでほんと投げ割りたくなるぐらいムカつくんだから。
家のだいたいのやらなきゃいけないこと、ぜんぶやりたくなくて、「えー……めんどくさいからやだあ……絶対やりたくなるまでやらない……たとえばその書類を書くことで還付金がもらえるとしても、自分が掛ける精神力と時間のほうがそのお金よりも価値のあるものだから絶対やだあ……」って旦那に言うと、「あー……まあ気持ちはわかるよ、俺ができることはやるよ、べつに俺はそこまで苦だと思わないから」ってなるんですよ。
だからね、私もめんどくさいこと人に押しつけてるから、人のこと言えないっていうか国のこと言えないっていうか……という気持ちが性格の根底にあるから政治的発言は控えるんですよかなり……という、私と同じような人も、多くはなくても、世の中にいるんじゃないですかね、ひとりは。
政治批判できるほどの強固たる思想もないし、底辺だし、死んでいい人間と思われていることに異論ナシだし、みたいな。
若者と高齢者の世代人口
仕方ないですよ。若者が選挙なんていくわけないんですよ。なんでかわかります? 自分の意見なんて通るわけないから。
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