週刊ダイヤモンド
#23 わくわく感を失った大手のジレンマ すかいらーくの栄枯盛衰
外食産業の歴史をたどると、その黎明期を支えたのがファミレスだ。中でもすかいらーくは“御三家”の一角として市場を切り開いてきた。そのすかいらーくがジレンマを抱えている。
「今でしたら300円での買い取りになります。もっと前だったら400円でも買い取っていましたけど、もう物が出回り過ぎているんですよ」
都内のある金券ショップの店員はぶっきらぼうに言い放った。本誌記者が持ち込んだのは、すかいらーくの500円分の株主優待券。店舗での割引に使える外食企業の優待券は、株主以外からの人気も高く、金券ショップなどを通じて広く市場に流通している。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
外食チェーンはあの手この手で“胃袋”を奪い合っている。せっかく店でおなかを満たすなら、料理と共にそのビジネスモデルまで味わい尽くしたくはないか。顧客満足率、経営力、従業員満足度で各チェーンを格付けし、ビジネスモデルを解説する“グルメガ...もっと読む
著者プロフィール
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