第3回】 アバクロCEOの差別的な発言に猛抗議するYouTube動画の、どっちもどっちなばかばかしさ

「どこの学校にも恰好が良くて人気のある子と、そうでない子がいる。わが社の求めている客層は恰好の良い子だ。多くの子供たちはこのグループに入れない。排他的だって? もちろん!」こう言ってのけたのは、アバクロと呼ばれる若者の服飾ブランドメーカー、アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch) のCEOマイク・ジェフリーズであった。だから、アバクロにはサイズがLまでしかない。

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〔PHOTO〕gettyimages

「どこの学校にも恰好が良くて人気のある子と、そうでない子がいる。わが社の求めている客層は恰好の良い子だ。多くの子供たちはこのグループに入れない。排他的だって? もちろん!」

 こう言ってのけたのは、アバクロと呼ばれる若者の服飾ブランドメーカー、アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch) のCEOマイク・ジェフリーズであった。だから、アバクロにはサイズがLまでしかない。デブには着てほしくないということだ。

 それに怒ったアメリカ人の若者、グレゴリー・カーバーが古着屋でアバクロ製品を買い込み、ロサンジェルスのホームレスのメッカで配った。ホームレスと言えば、アバクロ社にとっては、自分たちの製品を一番着てほしくない人々だろう。カーバーのこの抗議活動は5月13日にユーチューブにアップされ、4日間で視聴者は60万人を超えた。

 フィルムの冒頭では、CEOジェフリーズの問題発言が文字入りで流れる。そこに彼の写真も出るのだが、"容姿の良い人だけにしか着てほしくない"と言っているその本人の容姿があまりにも醜いので、見た人はずっこけるというか、呆れるというか・・・。よくもこんな写真を見つけてきたものだ。

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シュトゥットガルト通信

川口マーン惠美

シュトゥットガルト在住の筆者が、ドイツ、EUから見た日本、世界をテーマにお送りします。

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