質問は「前後」「左右」「上下」に振る!

相手から面白い話を引き出したいとき、相手の返答に納得できないとき、嫌な質問をしなければならないとき……そんなときは、どうしたらいいか悩むことがよくあります。『聞きたいことを聞き出す技術』の著者・反町理さんは、どんな方法を構築されているのでしょうか?


■技術8 質問は「前後」「左右」「上下」に振る

面白い話を引き出すために

 長年、質問係を続けてきて、自分の質問の「振れ幅」が大きくなったのを感じています。

 例えば選挙が終わった後、政治家の方々に、「これからどうされますか」と聞くのが普通の質問だとします。それに対して、「どういう準備をしてこの選挙に臨まれたのですか」「今後どういった政局の対応になると思いますか」というのは、時間軸を「前後」させた質問です。「他党の動きをどのようにご覧になっていますか」は「左右」に振っています。

 いきなり深い内容の質問から入る場合もあれば、「入り口」の質問をするときもある。番組は二〇〇〇回を超えていますから、その分「前後・左右・上下」に質問の振れ幅が大きくなっているのです。その広がった質問の中で、今ここでどの質問をぶつけたら有効かということを、その場で考えるようになりました。

 一人のゲストに対して、いろいろな質問が頭に浮かぶ。それを全部聞いたら馬鹿みたいに時間がかかってしまう。どれがいちばん、その人にとっていい質問なのかを考えて、一般的にはそこなんだけれど、あえてここを聞いてみようとか、たとえ話にしても、わざとずれたことを言って相手に引き戻してもらうといった具合です。これは質問の技術というよりは、普通に聞いても面白いことは言ってくれないから、とにかく面白いことを言ってもらおうと思って行き着いた結果です。

女性キャスターの「ストレートど真ん中」の質問

 それから「プライムニュース」で大切なのは、女性キャスターとのコンビネーションです。

 これまで、八木亜希子さん、島田彩夏さん、秋元優里さんをはじめとする女性キャスターたちと一緒に番組を進めてきました。最初にまず、例えば憲法九条に関する世論調査の結果などを示して、「これについてどうお考えですか?」と女性キャスターが聞く。「ストレートど真ん中」の直球を投げてもらうわけです。その反応を見たうえで、僕が「カーブ」や「フォーク」といった変化球やときにはクセ球を投げる。そうすると、話は散るし、時間もかかります。そんなことばかりしていたら、番組の収拾がつかなくなってしまいますから、そこは彼女たちにきちんとした質問で軌道修正してもらうのです。

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聞きたいことを聞き出す技術

反町理

「プライムニュース」看板キャスターが究極の話術40を初公開! のべ6800人を超えるゲストを迎え、〝たてまえ〟の政治家からも〝本音〟を引き出す著者が、相手の心を掴み、また話したくなると言ってもらえる知られざる極意を伝授!

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showgo https://t.co/0XqeV1lRcK 1年以上前 replyretweetfavorite

NekoNeknm #SmartNews 反町理氏 https://t.co/CRqGu1UcEW 1年以上前 replyretweetfavorite

marekingu #スマートニュース 1年以上前 replyretweetfavorite

nnaaoo99 #SmartNews #望月衣塑子 には無理だな。 https://t.co/N5cohqevx8 1年以上前 replyretweetfavorite