スイスイさんに相談したいお悩みを募集中。メンヘラ、メンヘラホイホイのハッピーについてお悩みのある方は、こちらの専用フォーム(匿名可)からご応募ください。
彼女の友達を好きになってしまった
スイスイさんはじめまして。男性だけどややメンヘラ気質もちのフリーランスです。
今日は相談があってメールさせていただきました。
ずばり、「今の彼女とそれなりにうまくいっていて、結婚もしそうだけど、他に好きな人がいてどうしよう」という内容です。少し長くなりますが、ご相談に乗っていただけないでしょうか。
登場人物は3人です。
1:俺氏(27歳)
2:彼女(26歳、現彼女、Bさんの先輩だがそんなに仲良くはない)
3:Bさん(25歳、俺氏が気になってる人、彼女の後輩、彼氏いない歴=年齢)かなり長くなるのでタイムラインでかいつまんで相談させていただきます
5年前、前職で彼女とBさんと出会う
↓
彼女とはなんとなく仲良くなり、二人で飲みに行く仲に。しかし俺氏の中に恋愛感情は生まれず、同時期にBさんとも仲良くなり、恋愛相談にも乗るなどLINEでの会話も増える
↓
Bさんとの仲が深まり、月一程度でデートに行くように。しかしBさんは俺氏に対して「面倒見のいいお兄さん」といった感情しか持たずに2年程度経過。俺氏はその間ずっと好きだった彼女とは相変わらずたまに飲みに行く程度
↓
ある時、彼女から告白される。俺氏はBさんに「俺のことを男としてどう思うか」と聞き、まったく脈がなさそうだったので撤退。彼女と付き合い始める
↓
以降、Bさんにも彼女と付き合いだしたことを報告してBさんとは連絡を断ち、彼女と順調に付き合いを深める
↓
ある時、出来心でBさんとの連絡を再開。二人で一泊の旅行に行き、俺氏は心底楽しむ
(部屋が別だったのでセックスはなし)
↓
彼女にバレるが、俺氏は謝罪してなんとか許してもらう。Bさんへも事の顛末を話して再び連絡を断つ
↓
彼女とちょくちょく「一緒に住もう」といった話になる。俺氏もそれなりに乗り気ではいるし、なんとなくこのまま結婚するんだろうなと思いつつも、Bさんの事が気になる。SNSでまだ彼氏がいないことを定期的に確認するくらいにはメンヘラ。だいぶ簡略化するとこんな感じです。現実的なことを考えると、今の彼女はフリーランスで好き勝手に生きる僕のことを許してくれますし、このまま進んだ方が絶対にいいことはわかっています。
しかしBさんの未練もどうしても断ち切れず……。元メンヘラのスイスイさんはこの状況をどうお考えになるでしょうか。
(さざんか・27歳・男・ややメンヘラ、お相手:ややメンヘラ)
こうやって「このまま進んだほうが絶対いい」と自分に言い聞かせ、流れで結婚した人こそが、「結婚は勢いだ!」と言い回り、のちのち「結婚は我慢だ」と語るんだろうな。
結婚の風評被害……
今回は、俺氏の結婚ありかなしか以前の、人生全体について、かつ男性メンヘラ全体のハッピーも意識しつつ進めます!
コミットできない
まず、俺氏は決断力がない。
Bさんに「男としてどう思うか」などその時点での心情を聞き出すだけで、そこから自分を好きにさせようという前のめりな気持ちはない俺氏。せっかくBさんと二人で一泊旅行に行けたのに、同じ部屋で眠ることはできなかった俺氏。そこできっと「好き」とも言えなかった俺氏。
なにがしたいの!なんなの!悩んだ挙句、一泊旅行についてきた、あのときのBさんが私に憑依してなんか怒れてきたわ!好きなら好きと言えや!部屋こいや!彼女と別れろや!しかもバレるな!
これは彼女との関係にも如実に表れている。
〈ある時、彼女から告白される。俺氏はBさんに「俺のことを男としてどう思うか」と聞き、まったく脈がなさそうだったので撤退。彼女と付き合い始める〉
あなたは好きでもない彼女と「付き合わない」という決断ができない。そんな彼女と「結婚しない」という決断もできない。
以下妄想だけど…
なんならきっと仕事もそうで、〈フリーランスで好き勝手生きる〉とか書いてるけどここでいう“好き勝手”って“何にもコミットしない”って意味では。
結果にも、信念にも、結婚後の家庭にも。いやもしもあえて「コミットしない!」と決めて生きてるならば自由なんだけど、考えなしにとりあえず消去法での現状維持で「好き勝手フリーランス」にたどり着いてるとしか受け取れない。
自分なりにしっかり考えて決断した上で今のスタイルで奮闘してるなら、彼女に対しても自信が持てるはずで〈今の彼女はフリーランスで好き勝手に生きる僕のことを許してくれますし〉なんて後ろめたい表現にならないと思うんだよな……
ここ変わらないと、一生中途半端な自分に悩み続けると思う。
まずはBさん
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。