​読書は手間と時間をかけないからこそ理解が深まる

東大を首席で卒業、財務官僚、弁護士など、華々しい経歴を持つ山口真由さん。自身のキャリアを「才能ではなく、努力を続けることでつかんだ」と断言する彼女が語る、「努力を技術化し、天才的成果を上げるためのメソッド」を連載「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。」でご紹介します。

読書は1回精読するよりも、7回素通しで読むべし!

 前回、読書は理解できなくてもページをめくり続けろと述べました。

 なぜかというと、そもそも、多くの人が、本を読むことに一生懸命になり過ぎだからです。

 たとえば読むために、マーカーや色付きボールペンを使う人がいます。赤い下敷きで消せるようにして、特定の単語を緑のペンで塗りつぶしたりする人もいます。

 しかし、私はその手のものは一切使いません。

 線を引くのはたとえば電車のなかや移動中では大変ですし、マーカーを引いても、読み返したときにマーカーで隠したところの内容がわからないので、非常に読みにくくなります。そして、わかっていなければならないのにわかっていない自分がつらくなります。理解できない自分に失望し、物覚えが悪いのではないかと思ってしまうからです。

 それに、1回で重要なところに適切に線を引けるとは限りません。線を引く作業をすると、そちらに気を取られて、読むことより、線を引くことに夢中になってしまう。線を引けないと、不安になってきてしまいます。

 書籍で、赤線やマーカーを引くことを求めるものがありますが、これらは読書に対して一生懸命になることを求めすぎているのです。

 これでは反復・継続できるはずがありません。

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この連載について

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天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。

山口 真由

東大を首席で卒業→財務省官僚→弁護士→ハーバード留学という経歴を持つ山口真由さん。山口さんいわく、「私は天才ではない。普通の人」であり、「天才的な成果をあげることができるのは、努力を続けられる人だけ」という。努力を続けることこそ、最も...もっと読む

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コメント

TA_LoveReplica 読書は1回の精読よりも7回の素読。​ 読書は手間と時間をかけないからこそ理解が深まる|山口 真由| 1年以上前 replyretweetfavorite

miyamachronicle “読むことに関しては、とにかく回数をこなすのが鉄則です。2時間かけて1度精読するのではなく、30分で4回ページをめくり続けたほうが、頭に入ります” これは確かにそうだわ ▼読書は手間と時間をかけないからこそ理解が深まる https://t.co/KmrBLz99e9 1年以上前 replyretweetfavorite

HirokoMeru 読書は手間と時間をかけないからこそ理解が深まる #SmartNews これは本当にそう。やる気を使うかだよね。「深刻」にやるよりも「真剣だけどサラッと読む」べきだなと思う。 https://t.co/bEbacSdcpN 1年以上前 replyretweetfavorite

Kusaby 読書は手間と時間をかけないからこそ理解が深まる|山口 真由| 1年以上前 replyretweetfavorite