20代で借金500万円」からV字回復した秘密

「仮想通貨なんてめんどくさい」「株式投資はよくわからない」 「……だけど、お金については、なんとなく不安」貯金、投資、節約――結局なにをどうすればいいのか、わかりやすい答えが知りたい……! そこで、「お金のプロ」である田口智隆さんの著書『入社1年目のお金の教科書』より、お金の貯め方、使い方、増やし方まで、20代におさえておきたいお金の基本をご紹介します。

入社1年目のお金との付き合い方が、人生を決める

社会人になられた皆さん、入社おめでとうございます!

入社1年目のあなたは、新たな船出を前に希望に胸をふくらませていることでしょう。あるいは、未知の世界に足を踏み入れることに、ちょっぴり不安を感じているかもしれません。

もちろん仕事は楽しいことばかりではありませんが、目標を達成したり、お客様に喜んでもらったりすることからは、大きなやりがいを得ることができます。また、職場の仲間とともに何かをやり遂げたときの充実感は、貴重な財産になります。 何より、仕事を通じて誰かの役に立てることは社会人の醍醐味でもあります。

ぜひ新社会人の皆さんには、まずは仕事が楽しいことであると実感していただきたいと思っています。

今はまだピンとこないかもしれませんが、「仕事を楽しむ」ことこそ、お金を稼ぐうえで重要なことだからです。

仕事を楽しめなければ、「もっとがんばろう」という気になりませんし、アイデアもわいてきません。楽しいからこそ高いモチベーションで仕事を継続し、結果的に高い給料を稼ぐことができるのです。

しかし、本書でお伝えするのはお金の稼ぎ方ではありません。

もちろん、いかに高収入を得るかも重要ですが、じつはそれ以上にお金と付き合っていくうえで身につけなければならない「考え方」と「スキル」があります。

なぜなら、お金を稼ぐことができても、それを貯めたり、増やしたりできなければ、常に「お金が足りない」という不安にさいなまれる結果となるからです。 お金を貯めるためには、お金の上手な使い方も身につけなければなりません。

しかし、20代の若者の多くは、お金に関する不安に縛られています。

「今月はお金を使いすぎて金欠だ」 「貯金額がいつまでたっても増えない」 「このままでは好きなこともできないし、老後も不安でしかたない」

なかには学生時代に多額の奨学金を借りて、その返済に不安を感じている人、ひどい場合、借金を重ねる結果となり、生活面でも精神面でも苦しい立場に追い込まれてしまう人もいるでしょう。

実際、私自身も 20代の頃、お金との正しい付き合い方を知らなかったばかりに、500万円を超える借金を抱えていました。

稼いだお金を湯水のごとく浪費した結果です。

借金を抱えていた最中は、テレビドラマでよく登場する強面の取り立て屋が、いつ自分の目の前にあらわれるか、戦々恐々としていたものです。

しかし、結果として私は34歳のときから会社勤めをすることなく、セミリタイア生活を送っています。

所有する金融資産から定期的な収入があるので、講演活動や本の執筆など、自分がやりたいことに自由に時間を使うことができるのです。

お金の不安にとらわれることなく、好きな仕事を好きなときにできるので、毎日が充実しています。

なぜ私が、借金で首が回らない人生からV字回復を遂げることができたのか?

それは、借金を返済し、資産を増やしていく過程で、お金との正しい付き合い方を実戦で学んでいったからです。

そうした経験を踏まえて、現在では講演や執筆を通じて「お金との正しい付き合い方」を広くお伝えすることをライフワークとしています。

ただ、そうした活動のなかで気づかされたのは、最も稼ぎが少ない若い人が、最もお金に関する知識に乏しいという事実です。

お金の扱い方を知らないまま社会人となり、常にお金の不安に悩まされている……。

そうした若者が多いことを知ってから、ある思いが日に日に強くなっていきました。

「若い人たちに、私と同じようなお金の苦労をしてもらいたくない」

そうした思いから生まれたのが本書です。

私の経験を踏まえて、社会に出たばかりの若者が身につけておきたいお金との付き合い方をまとめました。

ただ、お金の原則は変わりませんから、新入社員の若者にかぎらず、20代、30代、40代の人が読んでも大いに参考になると自負しています。基本的に「もう手遅れ」ということはありません。いつからでも軌道修正できます。

本書では、お金との付き合い方を考えるうえで、「稼ぐ」よりも大事な3つの視点( ① 貯める、② 使う、③ 増やす) を中心にお伝えしていきます。

くわしくは、本編でじっくりと説明していきますが、これら3つの視点でお金をコントロールできている人とそうでない人とでは、近い将来、資産額の面でも生活水準の面でも天地ほどの差が開く結果となります。

たくさんお金を持っている人が偉い、ということはありません。しかし、お金はさまざまな夢や目標を達成するための有効な手段となるのです。

断言できるのは、入社1年目のお金との付き合い方が、その後の人生を決めるということです。ぜひ20代のうちにお金との正しい付き合い方を確立し、豊かな人生を送ってください。

それでは、あなたの未来をつくるお金の授業を始めましょう!

*次回「「お金の奴隷」にはなってはいけない」は、5月18日(金)更新予定*

この連載について

入社1年目のお金の教科書

田口智隆

「仮想通貨なんてめんどくさい」「株式投資はよくわからない」 「……だけど、お金については、なんとなく不安」貯金、投資、節約――結局なにをどうすればいいのか、わかりやすい答えが知りたい……! そこで、「お金のプロ」である田口智隆さんの著...もっと読む

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