●性的欲求を相手に出すこと自体は悪ではない
それでは、自分の性的欲求をモンスター化させないスキルを身につけるためにはどうすればいいのでしょうか。
まず必要なことは、男子の性的欲求に対する旧態依然とした考え方を更新することです。
男子の性的欲求は、ともすればいつでも・どこでも・誰に対してでも自動的かつ衝動的に湧き上がるもの、と思われがちです。しかし言うまでもなく、我々の性的欲求はそれほど単純なものではありません。
そして性的欲求とは、単なる欲望の発露ではなく、相手とつながりたいという願望の表れでもあります。この「つながりたい」という欲求自体はきちんと尊重すべきです。
ここで立ち止まって考えてみてください。あなたは、「この人と本気でセックスしたい」と思える相手に、これから死ぬまでの間に、何人くらい出会えると思いますか? たいていの人は、せいぜい片手で数えるくらいではないでしょうか。
そう考えると、「この人とセックスしたい」「関係を深めたい」という気持ち自体は、非常に貴重なものです。まず、この事実をきちんと認識しましょう。
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