情報発信はポジティブを基本にする

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! 聞き手が安心できる話し方の秘密を、書籍『20秒で自分の魅力を伝える方法』より、ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の佐藤まみさんが解説します。

第0印象を大事にしている人の必需品は「自撮り棒」

第1印象と一緒で、第0印象も「見た目」が大きな意味をもちます。インターネット上では基本的に画像や文章が中心で、その画像のインパクトで印象が左右されます。無表情の顔や疲れていそうな顔がアップされていたら、「暗い人なのかな」「あまり会いたくないな」という印象を与えてしまいます。たとえば、ヨガのインストラクターをしている人が疲れていそうな顔をアップしていたら、その投稿の画像を見た人は、「他の人を探そう」と思うでしょう。ですから、インターネット上に自分の画像をアップするときには、「どう見えるか」という客観的な視点をもつ必要があります

第0印象をよくしたい人におすすめしているのは、自撮りをすることです。私自身、SNS上に自分の自撮り画像をアップしています。自撮り画像を載せていると、「自分が大好きなんだね」と言われてしまいそうですが、実は目的をもって自撮りをしています。それは、自分を客観的に見るためです。他人の目には自分がどのようにうつっているのか。自撮りはそれを如実に証明してくれるのです。当たり前ですが、鏡などを見ない限り、人は自分がどんな顔をしているか見ることができません。顔だけではありません。姿勢や髪型、服装の身だしなみなどもです。しかし、まわりの人はあなたのビジュアルを見ることで、「やさしそうだな」「怖そうだな」など、さまざまな印象を受けています。これは、自分が意識しないうちに、相手にマイナスのイメージを与えてしまう可能性があることを意味しています。

自撮りをすると、客観的に自分を見ることができます。「不機嫌そうだな」「暗い印象かも」「二重あごが目立つ……」「右から撮ったほうが印象はいいかも」など、さまざまな気づきがあります。自分が想像していたよりも印象が悪いと感じたら、同じような印象をまわりの人も抱いているということです。それに気づくことができれば、どうすればいい印象を与えられるかを、自然と考えるようになります。それは、第1印象を改善することにもつながるのです。逆に意外な魅力に気づくこともあるかと思います。

このように自分の顔をよく観察し、表情をコントロールできるようにしておくと、人前でも「どう見えているか」を意識し、表情を整えることができます。たとえば、自撮りをすると顔が暗い印象を与えることに気づいたなら、ほほえみ30%をふだんから心がけるようにするとまわりの見る目が変わります。美容家の君島十和子さんも著書『十和子道』の中で自撮りをすすめていますが、「自分に足りないところを教えてくれる」というメッセージは、まさにその通りだと思います。

自撮りをして満足のいく写真が撮れたらSNSにもアップしましょう。自分の画像を公開することで、さらにまわりから「どう見られるか」を意識するようになります。

以前、元宝塚歌劇団のタカラジェンヌ、娘役の方とご一緒に写真撮影をさせていただく機会がありました。その際に、彼女は撮影後の自分の写真写りを必ず確認していました。フェイスブックやブログに掲載された際の自分のイメージを損なわないための確認です。プロ意識を感じました。それほどまでに、ネットから配信されるイメージの威力を心得ているのでしょう。

私の友人も同じく、一緒に撮った写真は必ず見直し、「表情がいまいちだから、もう一回撮っていいかな?」「化粧直すから、もう一度!」と言ってくる人もいるくらいです。自分の写真を掲載し公的に発信するということは、間違いなく第0印象をよくする効果につながります。やはり、すてきな表情で写っている画像を見た人は、「いい人そうだ」という印象を抱くはずですから、初対面もスムーズにコミュニケーションができます。

私のまわりで自分のブランディングにこだわっている人は、自撮り棒を携帯しています。私自身もその一人です。自撮り棒を使って撮影すると、自分の理想的な角度から撮影することができ、奥行きのある写真が撮れます。自撮り棒があるとないとでは、画像のクオリティーも変わってきます。自撮りにこだわりたい人には、おすすめです。

ただ、注意点をひとつ。画像を加工しすぎるのはやめましょう。SNS上の写真と実際に会ったときの顔の印象がまるっきり異なると違和感を与えてしまいます。最悪の場合、「ごまかすのが平気な人なんだ」という印象を与え、信頼してもらえません。最近の技術の進歩ってすさまじいなと感じます。「補正アプリ」もほどほどに、あくまでも自分の表情と撮影の工夫で勝負しましょう。特に、あまり鏡を見る習慣がない男性にも、自撮りはおすすめです。男性は女性に比べてビジュアルを意識していない人が多く、もったいないと感じることがあります。鏡は正直です。ありのままを映してくれます。SNSにアップする必要はありません。定期的に自分の見え方を客観的に見ることは、第0印象をはじめ、第1印象や第2印象を改善し、ビジネスの成果を生み出すことにつながるのです。思いつきで撮影をしながら自分の表情が姿勢をチェックすることで、意識が変わり自分磨きの一助になるはずです。また、公共の場で自撮り棒を使用するときには、ルールや節度を守って使用するようにも心がけましょう。

ポジティブな自分を発信する

第0印象を磨くには、20秒トークと同様に、自分の魅力に気づき、それを表現することが必要になります。SNS上で「今日も仕事が終わらなくて大ピンチ」「最近仕事がうまくいっていなくて落ち込んでいます」などとネガティブ情報を書き込んでいる人をよく見かけます。しかし、このようなマイナスな情報を見た人はどう思うでしょうか?「あまり関わりたくない」と距離を置く人が大半だと思います。

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20秒で自分の魅力を伝える方法

佐藤まみ

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! 世界を代表するミスコンテスト・ミス・ユニバースの出場者の話し方を劇的に変えてきた話...もっと読む

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