伝え方で人生を変えたいなら録音とウォーミングアップをしよう

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! 聞き手が安心できる話し方の秘密を、書籍『20秒で自分の魅力を伝える方法』より、ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の佐藤まみさんが解説します。

勇気をもって自分の声を聞いてみる

私が話し方の講師としてレッスンをするときは、できるかぎり受講生の話す姿を動画で撮影します。そして、それを受講生に見てもらいます。そうすると、その人の話し方の欠点がひと目でわかります。たとえば、話しながら体が揺れていたり、体が傾いていたりすれば一目瞭然です。話し方のクセもわかりますし、自分が思っていた以上に声が出ていないことにも気づきます。このように客観的に自分のことを見ることを「メタ思考」といいます。

私自身、ラジオ局のアナウンサーをしていたとき、嫌でも自分が話している番組を聞かなければなりませんでした。しかし、それを繰り返し聞き、聞きづらい点をひとつずつ潰していくことで、確実にアナウンス技術が向上していきました。人は、口で「こうしたほうがいい」と指摘しても、なかなか本気で改善しようとは思わないものです。しかし、自分の欠点を客観的に見せられると、受講生はぐうの音も出なくなり、目の色を変えて改善しようとします。

もっと手軽な方法としては、自分の話している声を録音するというものもあります。今はスマートフォンにもレコーダーの機能がついているので、誰でも気軽に自分の声を聞くことができます。しかし、動画撮影や音声録音に対して抵抗をもつ人もいます。実際、自分の声を録音して聞いてみると、自分がイメージしている声と異なり違和感を覚えますし、単純に自分の声を聞くのが恥ずかしいという人もいます。動画に関しては、見ているだけで顔から火が出そうだと言う人もいます。

でも、安心してください。動画や録音で自分の声を聞くと、ほとんどの人が、自分の声が「好きではない」と答えます。私もかつては、その一人でした。誰もが、録音や録画した声が、いつもの自分の声とは別人のように聞こえます。いつも自分で聞いている声は、体の中で響く音を、耳のいちばん奥にある「内耳」で聞いたものです。一般的に、他人が聞く声よりも低音部が強調されるため、自分で聞いている声のほうが印象はよくなる、といわれています。

しかし、本当に声が変な人などいません。自分が変だと思っている声も、他人が聞けば、何の違和感もありません。だから、「自分の声が嫌い」と思い込んでしまうのは、とてももったいないことです。自分の声に自信をもって、録画や録音をしてみてください。自分の話し方を客観的に見て、改善することで、劇的に発声や伝え方が上達します。伝え方で人生を変えたいのであれば、勇気を振り絞って、自分の話し方を動画や録音で客観的に分析してみましょう

正しい口の形を守るだけで滑舌はよくなる

滑舌が悪いと、内容が聞き取りづらくなり、せっかくのいい内容の話が伝わらないこともあります。また、聞き取りづらいというだけで、聞き手が抱く印象も悪くなってしまいます。反対に、ハキハキと滑舌のよい話し方をする人は、聞き手にいい印象を与えます。

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20秒で自分の魅力を伝える方法

佐藤まみ

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! 世界を代表するミスコンテスト・ミス・ユニバースの出場者の話し方を劇的に変えてきた話...もっと読む

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