気遣いの基本は「相手目線」
あなたの周りにも気遣いが行き届いた人がいるのではないでしょうか。周囲の人に自然と気遣いができる人って素敵ですよね。そうした人たちに共通していることがあります。それは「自分から話しかけている」ということ。自分自身が話し下手と思っている人たちは、
●「今、話しかけたら迷惑じゃないかな」
●「自分から声をかけるのは恥ずかしいな」
●「断られたらイヤだな」
なんて思ってしまいがちです。つまり、話しかける相手に対して必要以上に気遣いをしてしまっているのです。これではストレスがたまる一方でしょう。一方で気遣いができる人は次のように考えています。
●「楽しい時間をすごしてほしい!」
●「何か一緒にお話ししませんか?」
●「どんなお仕事している方なのかな?」
話し下手な人と、気遣いができる人、この違いがわかりますか? 気遣いができる人は、相手目線で考えているのです。一対一で話すにしても、スピーチやプレゼンのように一対多で話すにしても、言葉を相手に投げかける以上、言葉は思いやりのかたまりであるべきです。これは気遣いでも同じこと。
「今相手が求めていることは何かな」
「どんな言葉をかけたら喜んでくれるかな」
「今、相手が興味を持っていることはどんなことかな」
物事を消極的にとらえるのではなく、プラスの考えで相手に言葉を投げかけると、自分の印象もよくなります。必要以上の気遣いをしてしまう人は、「相手目線」での考え方に変えてみましょう。大切なのは、自己中心的に考えるのではなく、相手の目線で考えることなのです。
2017年にアメリカ合衆国大統領に就任したトランプ大統領の就任演説も、相手目線という視点から見ると、とても興味深い内容でした。日本時間では深夜に行われたこともあり、眠気を堪えながら演説を聞いていた私は、あることに気が付きました。
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