数字や固有名詞を取り入れる
相手の記憶に残る話をしたいなら、数字や固有名詞を活用すると効果的です。たとえば、「ブライダル司会をしている佐藤まみです」と言うのと、「ブライダル司会歴20年の佐藤まみです」と言うのとでは、相手に与える印象が異なります。「ブライダル司会」と言っても、「そうなんだ」と思う程度でしょう。
一方、「司会歴20年」という数字を聞けば、「20年も続けているということは、実績のあるベテランだな。司会のスキルも信頼できそうだ」と相手は勝手に想像してくれます。「20年」という数字を入れただけで、相手のイメージを膨ませ、信頼を得ることができるのです。
ミス・ユニバースの出場者も最初は「学生時代はボランティアに取り組みました」というように、ざっくりとした情報だけを伝えがちですが、ビューティーキャンプを終えたあとでは、「学生時代の3年間で、10カ国でボランティア活動をしてきました」と具体的にアピールできるようになります。どちらにインパクトがあるかは、言うまでもありませんね。
面接試験でも、数字を入れると効果的なアピールにつながります。たとえば、「学生時代はバスケットボールをしていました」と言うよりも、「3年間バスケットボールに打ち込み、合計150試合に出場し、1248得点の記録を残しました」と伝えたほうが、一生懸命にバスケットボールに打ち込んできたことが伝わりますし、記憶に残りやすいでしょう。
固有名詞を入れるのも有効です。