1テーマで話すと印象がよくなる

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! より印象的に話す秘訣を、書籍『20秒で自分の魅力を伝える方法』より、ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の佐藤まみさんが解説します。

20秒で伝えられるのは1テーマだけ

20秒という時間で伝えられるテーマは1つだけです。「相手に伝えたい」という気持ちからテーマが2つ、3つと拡散してしまう人がいますが、それは逆効果。情報が多くなると、かえって聞き手は「何が言いたいのかわからない」という印象をもってしまいます

たとえば、商品のPRをするときに、「この自動車は燃費が良くて経済的です」というメリットだけでなく、「この自動車はデザインにもこだわっています」「この自動車は乗り心地もすばらしいです」というように、情報を詰め込んでいくと、結局、この自動車の「強み」がかすんでしまいます。

「燃費の良さ」がいちばんの売りであるなら、限られた時間の中で燃費の良さを最大限アピールすることに徹し、そのほかの情報はひとまず捨てることです。相手が「燃費の良さ」にくいついてきたら、さらに燃費についてくわしく述べていく。そうすることで、コミュニケーションは深まっていき、商品を売りやすくなります。

一方、相手が「燃費の良さ」に魅力を感じていないようであれば、そこで初めてデザインや乗り心地の良さについて伝えればいいでしょう。ミス・ユニバースの20秒トークでも、伝えられることは1テーマだけです。自分の魅力や強みを1つに絞って簡潔に説明します。たとえば、ある女性は、次のような内容にまとめていました。

「いつも前向き、チャレンジ精神では誰にも負けない〇〇〇〇です。これが私の最大の強みです。目標達成のためなら、どんな障害も乗り越える強い意志をもっています。大学3年生のときに挑戦したミス・ユニバース・ジャパンでは愛知代表の座を勝ち取るため、努力を惜しみませんでした。特に苦手なウォーキングでは毎朝練習し、足の皮がめくれるまで頑張りました。結果はセミファイナリストでしたが、挑戦することの楽しさ、大切さをあらためて痛感し、今年も挑戦することを決めました。ちょっとやそっとのことではくじけない〇〇〇〇をよろしくお願いいたします」

あなたがいちばん伝えたいことは何でしょうか? 相手に話す前に最初に伝えるテーマ(情報)をひとつに絞っておくことが大切です。

「相手がどうなってほしいか」という目的を考える

家を建てるときに設計図が必要なように、話し方にも設計図となるような指針が必要です。「話す目的」がはっきりしていないと、何を言うべきかが見えてきません。20秒トークを完成させるには、「話す目的」を明確にする必要があります。カーナビが目的地をインプットしないと道順を案内できないのと同じように、「聞き手にどうなってほしいか」、あるいは「相手にどんな影響を与えたいか」を明確にしなければ、短い時間で的確に伝えることができません。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
20秒で自分の魅力を伝える方法

佐藤まみ

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! 世界を代表するミスコンテスト・ミス・ユニバースの出場者の話し方を劇的に変えてきた話...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

marekingu #スマートニュース 2年以上前 replyretweetfavorite