ドヤリングって知っていますか?スタバでMacのラップトップパソコンを広げて使って「どや顔」で見せびらかすことだそうです。今回は、ちょっとドヤリングについて考えを深めてみましょう。大事なポイントは、「どのような場合であればドヤリングと呼べるのか?」ということです。
ぼくもMacBookを持っていますので、時にはスタバで使うこともあります。仕事をするためですね。とくに見せびらかそうと思っていないわけです。この場合はドヤリングになるのでしょうか?
これについて考えるために、「本人の意図がある場合とない場合」と「他者がそう認識している場合とそうでない場合」という2次元からなる表で考えていきましょう。それぞれを見ていきましょう。
表:ドヤリングの4分類
Aは、「本人はドヤリングしているつもりだし、他人もドヤリングしていると思っている」ケースです。本人の意図と周りの認識が一致する場合ですね。これは分かりやすい場合です。
Bは、「本人はドヤリングするつもりはないが、他人はドヤリングしていると思っている」ケースです。本人は意図しないけれども、周りがそう認識している場合ですね。上で、ぼくはドヤリングするつもりはないと言いましたが、ぼくがMacBookをスタバで使っているのを見た人は「あー松井、ドヤリングしているよ」と思われているのかもしれません。
Cは、「本人はドヤリングしているつもりだが、他人はドヤリングしているとは思っていない」ケースです。本人はMacを使っていることをアピールしたいのに、周りが気にしないという場合ですね。
Dは、「本人はドヤリングするつもりはないし、他人もドヤリングしているとは思っていない」ケースです。これはAと同様に、本人の意図と周りの認識が一致する場合です。Macを使っている人は今ではとても多いので、特に見せびらかすモノではなくなっているのかもしれません。そうならば、お互いいちいち気にしないということも考えられます。
このように2×2の表で考えると分かりやすく整理できます。しかし、ことはそう簡単ではありません。さらに次の2つについて確認すべきです。
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